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Q：

A：国土交通省は、土地取引の目安となるよう、全国2万3000地点にある「標準地」の、毎年1月1日時点での「正常な価格」を調べています。 これを春に発表するのが「地価公示」です。 そのほか、宅地が面する道路（路線）に設定された標準的な価格である「路線価」が夏に発表されるほか、 各都道府県が調査した「基準地価」が秋に発表されており、こうした発表をもとに「地価が上がった」というニュースが流れます。 そして相場が形成されていきます。

Q：最近の傾向はどうなんですか？

A：このグラフをみてください！ 今年は全国的にみて、いよいよ地価が下落から上昇基調に転じました！グラフを見てわかる通り３大都市圏や地方の主要都市（札幌、仙台、広島、福岡など）でも、プラスになりました。住宅地の上昇の要因としては、低金利、住宅ローン減税など施策による需要の増加が下支えとなったほか、マンションへの投資などの影響もあり、不動産の取引自体が活発に行われていることが挙げられています。今年も需要はさらに高まっており、買い手が見つかりやすい傾向が続いているようですよ。

Q：近々、自宅を売ろうと考えているのですが、売り時はいつなんでしょう・・・？

A：買い手が多く見つかりやすい→今が売り時かも？ 一般的に、不動産の価格は経済の動きと同調しやすい傾向があります。つまり、いつまた価格が下落する局面になるかわかりません。また、不動産にも「相場」があることは先ほどお話ししましたが、買い手が見つからないと売れません。もっと上昇局面の今が、まさに「売り時」と言えると思います。もちろん、個別の物件の価格は査定してみないと分かりません。だから住み替えを検討中のはもちろん、近い将来、不動産の売却予定がある方も価格を調べてしっかり計画を立てたり、査定結果をもとに、どの不動産会社と話を進めるか準備するなどしておくとよいですね。