【無人島通信】電気もガスも水道もないけど、美味しい野生の食がたくさんある島

2015.05.04
by kousei_saho
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無人島にはワイルドな食材がいっぱい!30年ほど前に最後の家族が離島した長崎県は大村湾の田島。現在は無人島の特色を活かした「自然体験型リゾート」として人気を集めています。そんな島から今回届いたのは、そこここに顔を出す野性の食材レポート。ワイルドベリーが食べごろだそうですよ!

ワイルドな食材たち

よか天気が続いています。波も穏やかで優しい風が吹いています。気持ちのよい季節がやってきました。冬の間眠っていた草や花や昆虫が元気になってきました(特に草の勢いはすごく、ここ最近は草刈り作業ばかりです。除草剤などは絶対に使わないので、草との戦いです。絶対に負けられない戦いなのです!)。

蛙は飛び跳ね、蜂たちもせっせと蜜を集めています。畑の準備も順調に進んでいます。田島では田んぼの他に畑で野菜も栽培しており、4月初旬に蒔いた種が芽吹いてきました。収穫が楽しみです。

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畑以外にも田島には野生の食材がたくさんあります。竹林にはタケノコが、森を歩けばツワ、シイタケ、キクラゲ、ヨモギなどなど。他にも食べられる野草がたくさんある(らしい)のですが、野草にはまだまだ疎いため、基本的な野草しか食べることが出来ません。ヨモギのテンプラ、最高に美味しかったです! もっと勉強せねば。

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野生の食材の中でもこれから旬を迎えるのがワイルドベリー(クサイチゴ)です。昨年は無知な故、バリバリと刈払機でクサイチゴの葉を刈ってしまいました。何ということでしょう。しかし、今年は違います。雑草と共に僕も少しずつ成長しています。クサイチゴの葉は残しつつ雑草との戦いに挑んでいます。去年は森の中にしかなかった(残らなかった)クサイチゴが、今年はあちらこちらに花を咲かせています。蜂たちの働きにより、たくさんの実が付いています。

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日当たりが良いところはみが赤くなりはじめています。小さな実ですが、ほんのり甘くて酸っぱいワイルドな味がします。今年はたくさんのクサイチゴが収穫できると思います。手のひらいっぱいのクサイチゴをおもいっきり頬張る幸せ。今年はジャム作りにも挑戦してみようかな?

ゴールデンウイーク期間中にクサイチゴも大きくなりました。野生のイチゴを探しに田島にお越しください。キスもサイズは小さいですが釣れ始めています。釣りも楽しめますよ!

information:
『大村湾~無人島~滞在記「田島」』
長崎県の大村湾に浮かぶ無人島・田島の公式HP。2013年夏に「自然体験リゾート」として生まれ変わったこの島の魅力を、土門拳文化賞受賞フォトグラファー・山頭範之氏の美しい写真で紹介。

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