リンジーなら安心(Esurance)

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リンジーなら安心(Esurance)

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【リンジーなら安心(Esurance)】

放課後にお母さんが車で迎えに来てくれた、と思ったら、
飲酒運転と無謀運転で有名なリンジー・ローハンだった・・・

 

■課題文■

カッコ内の部分を聴きとって書き出してみましょう。

(03″~)

Boy 1: Your mom’s a terrible driver.

Lindsay: Get in!

Boy 2: That’s not my mom.

Lindsay: Hey! I’m (Q1) your mom. We’re both 25 to 35 years old.
We’re both woman on the go and we’ve both clocked a lot of miles.
Believe me.

(Q2). (Q3).

Narration: (Q4) isn’t you. Only Esurance has CoverageMyWay.
It helps make sure you only pay for what’s right for you,
not someone (Q5) like you. That’s insurance for the modern world.
Esurance, backed by Allstate.

 

<<語句と表現>>

●語句の意味が複数ある場合は主にこのCMで該当する意味を記します。
●リスニング課題の部分に含まれる語句は省いています。

☆ Esuarance 自動車保険会社。オンラインと電話で申し込める。

☆ woman on the go 非常にアクティブで忙しい女性。

☆ clocked a lot of miles

文字通りには「多くのマイル(走行距離)を記録した」→「走行距離の多いベテランドライバー」。
clock は、時間を測定したり記録、スピード記録を達成する、といった場合に用いることが多い。

☆ CoverageMyWay  Esuranceの商品。
coverageとは、保険の補償や補償範囲のこと。
被保険者の条件やニーズに合わせて補償をカスタマイズできる。

☆ Allstate  アメリカで最大手保険会社のひとつ。Esuaranceの親会社。

 


◆解答と省エネ発音のポイント


●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。

♪:フォーマルな会話で使っても問題ない。
♪♪:カジュアルな会話向け。
♪♪♪:カジュアル度高し。

●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、これはあくまで参考です。

●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったやつ)、を @ で表記します。

●曖昧母音以外の母音が非常に弱い、曖昧な音になったものも、@で表記することがあります。

Q1♪♪ sort of   ⇒  sord@

sort と of はリエゾン。
sort の語尾の[t]は「軽く弾くD」の音。「ダ」と「ラ」の中間のような音です。

前回号の a lot of が @lodd@v となるのと同じパターン。

この sort of では、of を完全に落としていますが、かすかに [v]が聞こえて、sordavという発音になることもあります。

カジュアルスペリングでもsort of を sorta と書くことがあります。

 

Q2♪  Whatever.  ⇒  Whadever.

[語意]これ一語だけで「(そんなことは)どうでもいい」とか「まあ何でもいいけど」「知ったことじゃない」といった意味。

自分の発言に対して使うこともあれば、人の発言に対して使うこともあります。
ちょっと失礼に聞こえることもあるので、どちらの発言に対していったのか曖昧にする感じのこともある。

省エネ発音は、Q1の sort of と同様[t]が「軽く弾くD」になっていること。

「ドゥ」と「ルゥ」の中間のような音。

「軽く弾くD」の音は、アメリカ英語で特に目立つ音。
こちらにサンプル音声と詳しい説明があります
Android OSの人は、Firefoxを使ってください。

 

Q3 I’m out of here.   ⇒  I’m ouda here.

[文意]「あたし、行くわ/帰るわ」「あたし、ここから出るわ」

☆♪  out of    ⇒  ouda

2語がリエゾン。
[t]が「軽く弾くD」の音。

またも(笑)同じパターンですが今日はこれをしつこくやりたかったんで。

「ダ」と「ラ」の中間のような音。

 

Q4♪ Sort of you   ⇒  Sord@ you

Q1と同じ sort of。
こっちのほうが、同じ「軽く弾くD」でも[t]の名残が少し強いです。

 

Q5♪ sorta  ⇒  sord@

「また sort of かあ。しつこい!!」といわずに耳を傾けてみましょう。
こっちは、同じ人でも Q4よりQ1のリンジーの発音に近い。
「軽く弾くD」の[t]の名残が少ないです。
このように一人の人の中でも、省エネのレベルは変化します。
このsort of みたいに、ほんのかすかな違いのこともあればもう少し大きめの違いのこともある。
そうした違いをそれぞれ覚えなければいけないのか、というとそういうことはありません。
音そのものに率直に耳を傾けできれば自分でも真似してみる。
(自分の発音をできるだけ客観的に聴くことが大切。時々録音して聴ければベスト。)

そうやって「体感度」をあげ、脳に音の印象、感覚をストックしておく。

これを積み重ねていくことでひとつの省エネ発音のバリエーションも耳に入ってきたときに、特に違いを意識せずにすんなりと分かるようになります。
ときどきいるのが、省エネ発音をカタカナにして覚えて、そのカタカナ以外の音に対しては文字通り「耳をふさいで」しまう人。

中学で発音を習ったときにカタカナをふって覚えたせいで、カタカナ発音になってしまった人と変わりません。

カタカナをあくまで「記憶の鍵」として使っているのならいいけれど、カタカナにとらわれてしまうと正確な音を学ぶことは非常に難しくなります。

中学で習う発音は発音記号を使えばほぼ正確に再現できますが省エネ発音は、発音記号でも、カタカナでもアルファベットの組み合わせでも、正確な表記が無理なので、よけいに、音そのものに耳を傾けることが大切ですね。

 

◆全文と訳文(意訳)◆

<全文>

(03″~)

Boy 1: Your mom’s a terrible driver.

Lindsay: Get in!

Boy 2: That’s not my mom.

Lindsay: Hey! I’m (Q1sort of) your mom. We’re both 25 to 35 years old.
We’re both woman on the go and we’ve both clocked a lot of miles.
Believe me.

(Q2Whatever). (Q3I’m out of here).

Narration: (Q4Sort of you) isn’t you. Only Esurance has CoverageMyWay.
It helps make sure you only pay for what’s right for you,
not someone (Q5sort of) like you. That’s insurance for the modern world.
Esurance, backed by Allstate.

 
<訳文(意訳)>

(03″~)

Boy 1: 君のママの運転ってヒドイねえ。

Lindsay: 乗りなよ!

Boy 2: 僕のママじゃないってば。

Lindsay: ちょっとお!あたし、あなたのママみたいな人なんだから。
あなたのママも私も25才から35才の年齢層でしょ。
二人とも走行距離も多いベテランドライバーだし。
ホントよ。

まあ、どうでもいいんだけど。
あたし、行くわよ。

Narration: 「あなたみたいな人」は、あなたとは違います。
CoverageMyWayでカスタマイズできるのはEsuranceだけ。
「あなたみたいな人」ではなく、あなたに見合ったアイテムだけに、
あなたが保険料を払うようにお助けします。
それこそ今の時代の保険です。オールステート保険が後ろにいます。

matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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