バフェットの買収先:Precision Castpartsってどんな会社??

liberty

バフェットの買収先:Precision Castpartsってどんな会社??

いやー、したたかですね。てっきりバークシャーハサウェイ50周年のお祝いで浮かれていて、もうバフェットは死ぬ準備をしているもんだとばかり思っていました(笑)とんでもない化け物ですねwそれにしてもこの会社は、バフェットらしい会社ですね。ニュースを見てみましょう。

経済英語

■■1.英語原文

(Buffett’s Berkshire nears deal for Precision Castparts)

(1)
Warren Buffett’s Berkshire Hathaway Inc (BRKa.N)
is nearing an agreement to buy Precision Castparts
Corp (PCP.N), in what could be the company’s
largest purchase ever, according to a person
familiar with the matter.

(引用:REUTERS:Sun Aug 9, 2015 7:37am EDT)

 

■■2.英文構造診断

(Buffett’s Berkshire nears [deal:契約] for Precision Castparts)

(1)
Warren Buffett’s Berkshire Hathaway Inc (BRKa.N) /
is nearing /
an agreement /
to buy /
Precision Castparts Corp (PCP.N), /
in /
[what /(whatはthe thing which と置き換え可能)
could be /
the company's largest purchase ever,] /
according to a person /
[familiar with:精通する] the matter.

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■■3.対訳

(Buffett’s Berkshire nears [deal:契約] for Precision Castparts)
(バフェットのバークシャーハサウェイ、Precision Castpartsと契約間近)

(1)
Warren Buffett’s Berkshire Hathaway Inc (BRKa.N) /
is nearing /
an agreement /
to buy /
Precision Castparts Corp (PCP.N), /
in /
[what /(whatはthe thing which と置き換え可能)
could be /
the company's largest purchase ever,] /
according to a person /
[familiar with:精通する] the matter.
(この問題に精通した関係者によると、ウォーレンバフェットの
バークシャーハサウェイは、この会社のこれまでで最大となる、
Precision Castparts Corpの買収に合意間近である。)

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■■4. 訳出のポイント解説(英語)

(無料版では、有料版冒頭部のみ掲載しています。)
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今日は(1)で登場した「関係代名詞(what)」についてです。

私は、このメルマガでも頻繁に、関係代名詞に関する質問を頂きます。

しかし、その質問のほとんどは、関係代名詞の基礎的なことを理解していないことから起こる疑問です。

問題を出しながら、解説していきたいと思います。

This is the book ( ) I bought at the shop.

ここにはいるのは、whichです。

この時、なんとなくwhichが入ると考えた人は、少し文が複雑になると、関係代名詞の部分が理解できなくなる可能性が高いです。

考え方としては、先行詞(ここではthe book)が関係詞節(ここではwhich以下の文)のどこに入るのかを、考えなければなりません。

そう考えると、the bookは、

I bought [the book] at the shop.

となり、目的語の位置に入ることがわかります。

そして、

・目的語の働きをすること
・the bookがものであること

から、whichを選んでいるのです。

もう一つ例を出しましょう。

This is the room ( ) I studied English.

それでは、関係詞節(ここでは( )以下の文)にthe roomが入る場所を考えましょう。

I studied English [the room].

位置的には、ここで合っていますが、この文では伝わりませんね。
the roomの前にinが必要です。

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■5.経済コラム

バフェットが動きましたね。

ほとんど聞いたことない会社ですが、少し調べてみましょう。

因みにバフェットが買収すると発表してから、株価はうなぎのぼりで、+19.09%という、見たことがないような上昇率を記録しています。

この会社の財務諸表を見ると、

・航空機部品の売り上げ70%と、売り上げのほとんどを占めており、続いて発電部門の設備の売り上げが、17%です。

で、何の部品を作っているのかというと、ジェットエンジンの骨格やブレード、空を飛んだりする際に、高圧になったりするのに耐えられるような部品を作っているわけです。

飛行機の場合、部品への信頼性はものすごく重視されます。

一回の事故で死ぬ人の数が多すぎるからです。

そのため、こういった部品のメーカーを変えるというのは、正直怖くてできないです。

そのため、安定した売り上げを誇っているわけですね。

ちなみにこの会社の株価が下落しているのは、エネルギー部門が理由です。

アメリカのシェールオイルがOPECに潰されそうになっているため、
設備投資が減ってしまったんですね。

それが理由です。

そう考えると、航空機部門は堅調なのだから割安と言えば割安です。
ちなみに、マーケットハックによれば、

「客機はボーイング787、ボーイング737Max、ボーイング777X、エアバスA350、エアバスA320neoの登場で、長期に渡る買い替え
サイクルに入っています。さらに軍用機ではロッキード・マーチンのF-35が量産に入っています。これらの新鋭機は、今後20年以上に渡って高水準の納品が予想されます。」

とのことで、今後長期に堅調なビジネスが行われそうですね。

さすがバフェットといったところでしょう。

EPS($/株)も堅実に伸ばしています。
2015-03 2014-03 2013-03 2012-03 2011-03 2010-03 2009-03 2008-03 2007-03 2006-03
10.66 12.12 9.720 8.410 7.040 6.490 7.430 7.040 4.590 2.580

ROEは12.61%と米企業にしてはそこまで高くありませんが、十分な高さと言えるでしょう。
シェールガスでこける前までは16%台でしたのでまたすぐに息を吹き返すと思います。

発行株式数も2013年は、146.33Mでしたが、137.50Mまで減らしています。
自社株買戻しがしっかり行われていますね。

いい企業ですね。

これからは、バフェットが少数買っている株についても分析していきたいと思います。

こういう美味しい話が出てくる可能性は、十分ありますので。

ちなみに有価証券を参考にした保有株はコチラに掲載されていました。

バフェットの保有株は?

もちろん、Precision Castpartsも一番下のその他の欄に載っています(笑)

その他気になる会社もありますね。
以前、バフェットの眼で分析したコストコが載っているのに驚きましたw
バフェットが持っているとは知りませんでした。

・ベリスク・アナリティックス
・ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズ
・コストコ・ホールセール
・シカゴ・ブリッジ&アイアン

ここら辺は気になるので、今後バフェットの眼で分析していきたいと思います。
気になる方は是非ご購読ください。

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いやー、バフェットの動きは本当に投資家として勉強になります。

 

■■6.もう一度原文

(Buffett’s Berkshire nears deal for Precision Castparts)

(1)
Warren Buffett’s Berkshire Hathaway Inc (BRKa.N)
is nearing an agreement to buy Precision Castparts
Corp (PCP.N), in what could be the company’s
largest purchase ever, according to a person
familiar with the matter.

著者:八木 翼

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八木 翼
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