主婦なら誰もが憂うつになるであろう、おせち料理作り。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、「重箱おせち」の歴史に関する知られざる豆知識と、肩の力が抜けてラク〜になれる「一点豪華主義おせち」を紹介しています。重箱も不要! 種類も少ない! なのに家族みんながニッコリしてしまうおせち料理を作るコツとは? この時期、必読です。
一点豪華主義
さて、本日は差し迫った料理のお話。そう、おせちです。
このメルマガで繰り返しお伝えしているように、私は自他共に認める「おせちテキトー派」です。いわゆる重箱おせちというヤツをお正月に出しません。
基本的に手作りせず、お正月にふさわしい豪華さのあるものを買い求め、あとは家族が好きなものを数品作ってオシマイ、というスタイルです。
というのも、おせちが実にイマイチな習慣だと思うからなんです。だって、
●年に一度しか作らない→上手に作れない
●少量多品種→作るのが大変
●味付けが濃い→食べ飽きる
そして、さらに重箱型おせちが戦後デパートの仕掛けた「強制流行(=_=)」という、歴史的必然も正統性も全くナイものだからです。そんなことのためにそれでなくても忙しい年末におせちなんか作っていられないのよ! てなワケですよ♪
日本女性はみんなマジメだから、つい「少しでも手作りで重箱に詰めて…」と考えがちですよね。まずはその考えを改めた方がいいです。重箱おせちにたいしたイミはないんですから。
その代わりにオススメしたいのが「一点豪華主義おせち」です。おせちの最大の難関は、少量多品種だということです。しかもたまにしか作らないメニューなんです。
それなら、この難関の逆、すなわち一品だけにしてみるんです。いろいろ作るのは大変でも、一品なら頑張れると思いませんか。この場合の、一品は新年らしい豪華さや家族の好きなものから選んでみるのがいいと思うんです。
●鯛の刺身
●フグ鍋
●焼きカニ
●ローストチキン
●すき焼き
…ま、ご家庭ごとにお好みは違うでしょうが、みんなが「わぁ~、ごちそうだね!(☆▽☆)」と思わず叫んでしまうようなものがベストです。
これをメインに据えて、サブは盛り付けや飾り切りなどで華やかさを出すようにすればイイでしょう。ちなみに我が家は、
●まぐろの刺身
がマストなんです。お餅も大好きなので、お雑煮もガッツリ作ります。が、それくらいです。少量多品種はデパ地下にお任せです(笑)。食器はお正月にしか使わないものを用意し、特別感を出しますけどね。
おせちは、やり過ぎない。新年を言祝ぐにふさわしい豪華さと華やかさがあれば、少量多品種でなくても十分ですよ。
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