100年に一度の大寒波が押し寄せ、九州や沖縄でも「雪」が観測されたとニュースになってる昨今、寒い季節にはお約束の「インフルエンザ」が猛威を振るっています。お家に受験生のいる親御さんにとって、インフルエンザの予防は頭の痛い問題ではないでしょうか。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、インフルエンザに、効果的という「ある設備」をご紹介しています。それは一体何か、実は「床暖房」や「カーペット」なんです。
床暖房の意外な効用
さて、本日は意外な関連のお話。
暖冬だった今年もいよいよ寒くなってきましたね。そのせいで活気づいているらしいのが、インフルエンザ(■_■)です。例年よりずっと遅いですが、インフルエンザ注意報が出ました。受験生のいるご家庭では、神経をとがらせているのではないでしょうか。
このインフルエンザの予防に意外なものが役に立つんです。それが床暖房です。
え? ビタミンじゃなくて? 加湿じゃなくて??? いや、それも役に立ちますよ、ちゃんと。
ちょっと復習してみましょう。インフルエンザ予防には、
・ウイルスに接触しないこと
・接触しても感染しないこと
が重要です。
ひとつめの「ウイルスに接触しないこと」。これはよく言われるように、人混みにいかないってヤツです。不特定多数の人のなかには、感染者がいる確率が高いからです。知らずに感染者と同じ電車の車両に乗り合わせたり、同じ教室で授業を受けたりすると、ウイルスに接触してしまいますよね?
じゃ、家庭でやれる「ウイルスに接触しない」はどうやるのかといえば、換気なんです。家族内にインフルにかかった人(まだ発症していなくても)がいる場合、締め切ったままの部屋にいるだけでウイルスにサラされてしまいます。なので、これを強制的に空気とともに追い出すワケです。
次の「接触しても感染しないこと」。感染しないためには、抵抗力が高ければイイわけです。この抵抗力アップに関連しているのが、ビタミン摂取や加湿です。ところが、床暖房も抵抗力をアップさせてくれるんです。
一般的に、体温と抵抗力には関係がありますよね。つまり、
・体温高い=抵抗力高い
・体温低い=抵抗力低い
です。でね。体温は足下が冷えてくると、低下しやすいんです。特に床と密着している皮膚が冷たくなってくると、体温が低くなるんです。フローリングが多くなっている日本の住宅の場合、冬場は、床暖房を入れる…のはムリでも、カーペットなどで足下を保温するとインフルエンザにかかりにくくなるんですね。
さらに体温だけではなく、室温差も重要だといわれています。室温差がありすぎる家…イナカのおばあちゃんちみたいに、リビングだけは暖かいけど、トイレなんて凍りそうなくらい寒い…の場合には、その温度変化によって体温が上下し、抵抗力に影響するんです。その意味では、家全体がまんべんなくうっすら温かいというのがイイんでしょう。
我が家では、朝の一定時間どんなに寒くても窓などを開けて換気しています。いや、さすがに寒いので、一定時間でチャンと締めて、暖房していますよ(^^;
いよいよインフルの季節。足下の温度に気をつけて、インフルを撃退してくださいね。
image by: Shutterstock