3年前にいじめ防止対策推進法が施行されたものの、現在でもいじめを苦に自殺する子どもが跡を絶ちません。しかし、我が子がいじめに遭っているのかどうかを判断するのは難しいのもまた事実。教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんは無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』の中で、数々の「子どもがいじめられている時に出すSOSサイン」を紹介するとともに、有効ないじめ対策についても記してくださっています。
いじめ!? 子どものSOSに気づくには?
SOSのサインはたいてい、「なんとなく普段と違う」のなかに潜んでいるもの。
表情や持ち物など見た目に変化はないか、体重や体調などはどうか、口数や話の内容に変わりはないか、遊びや登下校、金遣いなどの行動面はどうか、親友の転居など環境が変化してはいないか、などに気をつけましょう。そこにSOSのサインが隠れている可能性があります。
SOSの見た目のサイン
- 元気がない。表情が暗い。逆に、妙に明るい
- 無表情になった、ぼーっとしている
- 持ち物が減っている、汚れている、壊れている
- イライラしている。反抗的で怒りっぽくなった
SOSの体のサイン
- 体の不調を訴える
- 体重の増減がある
- よくけがをしてくる
SOSの言葉のサイン
- 口数が減った。逆に、口数が増えた
- 学校や友達のことを話さなくなった。その話題を避ける
- 「いってきます」「ただいま」の声の調子が違う
SOSの行動のサイン
- 遊びに出なくなった。友達が来なくなった。遊ぶ友達が変わった
- 登校を渋る、休みたがる。登校、帰宅が遅くなった。逆に、妙に早くなった
- 金遣いが荒くなった。お金を欲しがる。家のお金や品物がなくなる
- 修学旅行、キャンプ、社会見学、遠足、部活、塾の話題を避ける。休みたがる
- メールを異常に気にする
SOSの環境のサイン
- 友達が転出した。転入生が来てクラスの人間関係が変化した