■フェイスブックはビジネスに使えるか
多くの起業塾では、SNSの活用をうたっているようです。
知人が受講した半年で100万円という起業コンサルタントも、1日10個は他人にいいねを押し、5件の投稿を勧めていました。
私の妻も、フェイスブック経由で妻の仕事を知った人からの申し込みがあるので、それなりに効果はあるのだとは思います。
しかし私の個人的な考えでは、SNSを頼っても、年収1千万円を超える規模のビジネスにはならないと思っています。
もっと有名になってからなら効果も大きいかもしれませんが、無名のうちはやはりブログとホームページとメルマガを磨き上げた方が良いというのが私の考えです。
そもそもSNSは検索にかかりにくいし、基本的には友達承認した人のみしか見られません(全公開にしている人もいますが)。つまり閉じた世界での狭いマーケットです。
それに、誰かの商売の広告宣伝を見たくてSNSをしている人は多くないでしょう。
半面、ブログとホームページは誰でも見られるオープン性があるし、しっかりとした文章で表現できます。
メルマガは基本的に自分に興味関心のある人しか登録しないし、広告宣伝もあるという前提がありますから、さほど違和感もない。
つまり、商品の告知はホームページ。役立つ情報がブログ。販売促進がメルマガという分担です。
バッグや洋服、アクセサリーなどのハンドメイド商品を売っている人などは、インスタグラムは効果があると思います。形のある商品はビジュアルが重要だし、現状はインスタグラムのほうが検索にかかりやすいからです。とはいえ、インスタグラムをやっていない人のほうが圧倒的多数なので、ほとんどの人には届かない。
サービスを売っている人は、フェイスブックでは出来事をアップすればよく、それよりもフェイスブックの外側、つまり自分のブログやホームページに誘導する工夫をしたほうが良いでしょう。
フェイスブックを見ていて感じるのは、ブログやホームページにまとまった分量で論理がきちんとした文章を書くことから逃げているように思えます。
SNSへの投稿は文章力がなくてもできますが、首尾完結した文章を書くのは時間もかかるし面倒くさい。
でもそれでは、自分のビジネスに本当に興味を持ってくれる人には届かない。
お金を払ってくれる人というのは、その人の商品・サービスによって、自分が抱えている問題が本当に解決できるのか、情報を欲しているからです。値段が高ければなおさら、もっと知って納得したい。
SNSの中での友達は、お祝儀的に1回はお金を払ってくれるかもしれませんが、それでは長く続かない。
だから私はSNSよりも、しっかりブログ記事を書くとか、ホームページのコンテンツの充実にエネルギーを注ぐことのほうが大切だと思っています。
「見た人の役に立つ」コンテンツを発信し続けていれば、必ず読者がつき、ファンとなり、やがて顧客に変わっていくのです。これは間違いありません。
短期間で名前が売れ、本を出してさらに成功する人の多くは、そうやっています。(出版がらみでそういう人と知り合うことが多いので、よけいにそう感じます)
こんな情報を、6月30日から始まる起業塾でお伝えしたいと思っています。告知ページが準備できたらお知らせいたします。