魔性か。ナニワの『オーシャンズ8』が予想の斜め上を行く集団だった -PR-

「いくつ？」って聞いたら、「いくつに見える？」って質問返しされることほど、殿方がイラつくセリフはないですよね。でもこのギャルたちの「いくつに見える？」には、予想の斜め上を行く数々の騙しのテクニックが隠されていました。

日本のオーシャンズ8を探せ！

突然ですが、みなさんは覚えているでしょうか。昨年末に我らMAG2 NEWS編集部が「日本のワンダーウーマンを探せ！」という無茶なミッションを受け、大阪の写真美女モデルに会いに行った企画を。今回はそれを超える過酷なミッションがやってきました。それが、「日本のオーシャンズ8を探せ！」という指令。

日本のオーシャンズ8ってなんやねん。。。1人ならまだしも、チームです。集団です。

というのも、「11月28日にブルーレイ＆DVDが発売される『オーシャンズ8』に美女で最強のプロフェッショナル集団が登場するので、今回はニッポンのオーシャンズ8を探せ！でどうでしょう？」という話になったのです。

『オーシャンズ8』といえば、主演のサンドラ・ブロックをはじめ、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、リアーナといった豪華な出演陣。さらに劇中では、それぞれが自身の特技を活かして犯罪計画に挑むわけですから、ただ「美女でステキ！」というだけでなく、それぞれのキャラクターが立っていなければいけない。

『オーシャンズ8』の美女集団

こんな美女集団を見つけるなんて。。。色々探してみたものの、なかなか個性豊かなキャラクター揃いの集団が見つからない。今回ばかりは無理ではないか、そもそも指令自体も意味不明すぎる。そして僕は途方に暮れるなか、

「あ、そういえば、大阪のローカル番組で活躍する集団がいるって聞いたことありますよ」
「それって、美女なん？」
「女性ではありますが、全てが謎に包まれてるって噂です。体張ってサーフィンとかしてるらしいですよ。自分、連絡とってみますね」

とMAG2 NEWS編集部Kが、謎の美女集団8人組の情報を持ってきたんです。しかも個性強めの集団らしい。これは大阪までいくしかない！ということでMAG2 NEWSスタッフが一生懸命、一生懸命捜しました。謎の美女集団、見つかりましたよ。by嗚呼!バラ色の珍生!!

「ナニワのオーシャンズ8」に会いに行こう！

てなわけで、やってきたのは大阪。ワンダーウーマンと同じく、奇しくもまた大阪なのでした。しかし、タレコミした編集部Kがなぜか新大阪に来ない。。。何度電話しても繋がらないので、とりあえず聞いていた打ち合わせ場所へ行ってみることに。

指定された場所は、通天閣の真下にある喫茶店。最近は純喫茶の若者人気が熱いですから、さすが美女集団、流行りも押さえてる。これはナウいし、期待できるぞ。

おそるおそる店内に入ってみると、美女軍団は見当たらない。事前に聞いていた担当者に電話してみるも、誰も電話にでんわ状態……。仕方がないので近くにいたおばちゃんに聞いてみることに。

──すみません、美女揃いの最強のドリームチームがいるって聞いたんですけど、見ませんでしたか？

おばちゃん：あ、それウチらやで

──いや、僕は「大阪の美女集団ことオーシャンズ8」に会いにきたので、ヒョウ柄をめかしこんだ「おばちゃん」ではなくてですね……

おばちゃん：何言うてんの。私らが「ナニワのオーシャンズ8」やんか！

──な、なにわのオーシャンズ8……

えええええええええええええええええ！！？！？！？！？！？うそやん……。

どうやら連絡の取れないMAG2 NEWS編集部Kが探してきたのは、大阪を拠点に活動する現役のアイドルグループ「オバチャーン」だったのです。。。

「大阪のオバチャーンパワーで世界を元気に」というコンセプトを掲げ、すでにデビューして6年目。現在はYouTubeでの楽曲発表やテレビ出演など、精力的に活動を続けています。とにかくみんなヒョウ柄。一匹くらい、チーターが混ざってても気づかないんじゃないかと思うくらい、ヒョウ柄。

──けっこう電話も鳴らしたんですけど……？

オバチャーン：誰もケータイなんてもっとらんわ！あと、今日な、オバチャーンレッドことセンターの舟井栄子さん、足痛めて来られんようになったから

──そ、そうなんですね……（編集部Kも来ません）

オバチャーン：おばちゃんやから仕方ないねん。もうあたしらも意外と年やろ？あっはっはっ！

足が痛いとか、欠席する理由もおばちゃんっぽい。。。でも、オバチャーンたちが笑う声につられて、僕もだんだん笑顔になっていきます。こちらがひとつ何かを言えば、10になって返ってくる。そのやり取りも楽しく、和やかにアイスコーヒーを飲みながら、純喫茶でのひとときが流れてい……

違う！違う！！これじゃワーナーさんに怒られる！！！！！

意気揚々と「大阪で美女集団見つかりましたよ〜」と構えていただけに、さすがにオバチャーンの写真をそのまま持って帰るのはマズい。

そうだ、「カワイイはつくれる」のです！かわいいは正義！オバチャーンの皆さんをメイクや加工で可愛くして、ワーナーさんや読者のみなさまの目を盗みましょう！この企画こそが、まさに『オーシャンズ8』の世界観を表現するのに最適だったとか言って、どうにか乗り切ろう！

──みなさん、メイクで変身してみませんか？

オバチャーン：ええでー

あっさり承諾。ノリの良さが半端ない。さすがナニワのオーシャンズ。オバチャーンたちの胸にいるヒョウがどこか頼もしく見えてきました。

大阪のおばちゃんをギャルメイクで盛ってみよう

やってきたのは心斎橋駅のほど近くにあるヘアメイクサロン。普段はブライダルや成人式のメイクをはじめ、周辺で働くホステスのみなさんも飾っているという方たちに、オバチャーンたちをメイクしていただきます。

「ちょっとキレイになる」くらいではみなさんの目をごまかせないでしょうから、ここは強気で「ギャル風メイク」でお願いすることに。まずは今までのメイクをスッキリ拭いて落とし、顔パックをして、下地塗りから。

オバチャーンA：メイクなんていつも適当やから、ちょっと緊張するわぁ

オバチャーンB：人にやってもらうと気持ちよくて寝そうになるわ……ふだんあんまり寝れんのよう、神経過敏やからねぇ……

──めっちゃ寝るやん！！

メイクさん：アイメイクを強調するのが一番効くんですよね。ギャルを意識して、かなり全体的なメリハリをつけています！

オバチャーンA：今までで一番化粧が濃いわ〜

──最初から濃かったような気が…

元画像

オバチャーンA：あたし、こう見えてもメイクの女王やねん
オバチャーンB：何がメイクの女王や、じゃがいもみたいな顔して
オバチャーンA：誰がジャガイモやねん
オバチャーンB：これがホントのメイクイーンや

オバチャーンA：ねー？ちょっと米倉涼子に似てない？？
オバチャーンB：何？厚かましい

ファニーなやり取りを耳にしつつ、衣装を替え、隠しテープでリフトアップをして、仕上げにウィッグをかぶってみると……?!

お？

おおっ！？

おおおおッ！？？！！

後ろ姿だけならパッと見、完全にいい感じの細身のギャルがそこにいる……

ということで、ギャルメイクを施したオバチャーンのみなさんに、再度ご登場いただきましょう。

誰！！！！！！

オバチャーンA：和製フランス人形やな
オバチャーンB：呪いの人形やなくて？

企画しておいてなんですが、あまりの変わりっぷりに戦慄が走りました。最初こそセルフツッコミをしていたおばちゃんたちも、時間が経つごとに衣装とメイクをした自分に慣れていったのか、出会ったときの「おばちゃん感」はなくなって、心なしか言動もどんどん若返っていくようで……。

オバチャーンA：なんかちょっと、芦屋のセレブに見えへん？
オバチャーンB：ほんまや
オバチャーンA：あんたちょっと口紅が歯についとる
オバチャーンB：え〜鏡かして〜！

談笑する女子大生かよ。

笑顔がめっちゃきらきらしてる！

オバチャーンA：これで帰ったらお父さんびっくりするで
オバチャーンB：泥棒と間違えられるかもしれへんな！

テクノロジーを使って、さらに盛りに盛ってみよう

『オーシャンズ8』で宝石を盗み出す会場は「メットガラ」と呼ばれる世界最大のファッションの祭典。会場の様子はリアルタイムで全世界に生配信されるなかで、主人公たちは大胆な盗みを働きます。その劇中で、とある最新技術を用いて複製品をつくり、人々を欺くシーンが出てきます。

たしかにギャルメイクで変貌を遂げたオバチャーンですが、ここは『オーシャンズ8』にならって、数々のテクノロジーを使って、さらに変身を後押しするとしましょう。まずはゲームセンターのプリクラへ。

オバチャーンA：あぁ、プリクラならな、20代の時に撮ったわ。昨日やな
オバチャーンB：わたしなんて17歳やからね
オバチャーンA：あんた10代はやばいわぁ〜

ボケとツッコミを会話に欠かさないところはオバチャーンのままですが、撮影中はすっかり女の子。使用したプリクラ機のキャッチコピーが、たまたま「ぜーんぶ“きせきの1枚”」だったのも、もはや仕組まれたかのよう。

では、奇跡の一枚、おねがいします！

プリクラすげぇな！！！

ちょっと表情はぎこちないですが、みんなの肌がすっかりエアリーでちゅるちゅるになっています。さすがに雰囲気さながらの女子大生……というわけにはいかないものの「美魔女」と言われるとうなずけるレベルにはなっている。ていうか、手前の人、さっき口開けて寝てたおばちゃんじゃないですか。もうわけがわからないよ……。