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中国勢の引き上げで湾岸タワマンは売れ残りへ。いつ家を買うのが正解なのか?=午堂登紀雄

タワマンを買い漁った中国勢の引き上げ、東京五輪後の住宅バブル崩壊など、住宅購入を迷わせる情報はいくらでもあります。では、いつが買い時なのでしょうか?(『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』午堂登紀雄)

※本記事は有料メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』2018年8月13日号を一部抜粋したものです。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:午堂登紀雄(ごどう ときお)
米国公認会計士(CPA)。1971年生まれ、岡山県出身。中央大学経済学部 国際経済学科卒。株式会社エディビジョン代表取締役。一般社団法人 事業創造支援機構代表理事。

価格は購入判断の一要素に過ぎない?家を買うべきタイミングとは

湾岸エリアで目立つ「売れ残り」マンション

「湾岸のタワマンを買い漁った中国勢の引き上げはもう始まっており、オリンピック後に住宅バブル崩壊で地価が暴落する…」といった専門家のコラムがよく話題にのぼっています。

そんな不安があるのか、「首都圏で家を買うなら、いつが良いのか」というご質問をいただきました。

確かに、現実的にも、例えば湾岸エリアを中心にファミリータイプのマンション在庫はかなりだぶついており、売れ残りが目立って増えています

価格が高騰して一般サラリーマンでは住宅ローンの審査が通りにくい水準になっていることに加え、供給過剰となっているからです。

家族向けマンションはもう少し待てば安くなる

さらにオリンピック後には晴海の選手村約5,000戸がマンションとして販売される予定で、これらが本当にさばけるのかどうかという噂も取り沙汰されています。

いずれにしても家が余り、買う人が少なくなれば、売り手は値段を下げざるを得ないでしょう。

そのため首都圏でファミリータイプのマンションを買おうと思っている人は、もう少し待てば安く手に入る可能性があります。

2022年には郊外の戸建ても安くなる

また、2022年問題(生産緑地の期限が来る問題)が騒がれているとおり、郊外にある農地の一部が住宅地として放出されて供給が増え、戸建ての価格も安くなる可能性はあります。

ただし地価が下落傾向の局面では、銀行にしてみれば担保価値が下がっていくわけですから、ローンが組みにくくなり、自己資金も多く必要になってきます。

そういった情報があるため、いつが買い時なのか迷うのかもしれません。

Next: 結局、買い時はいつなのか? 考慮すべき意外な要素とは

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