日本が2年連続1位に。APACエリアから人気を集める世界の都市
日本政府観光局(JNTO)の公表によると、訪日外国人観光客は2011年から6年間連続で増加しており、日本にはさまざまな国の人が訪れていることがわかります。では実際に、どの国の人が、どの都市を目的地として訪れているのでしょうか。
この度、「スカイスキャナージャパン」が、APAC(アジア太平洋地域)の8つの国・地域におけるスカイスキャナーの検索データなどをもとに旅行動向をまとめた「APACトラベルトレンドレポート2018」を発表しました。
今回はこのアンケート結果から、気になる項目をピックアップしてご紹介します。
※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
APACの旅行者に人気の国は「日本」、都市は「東京」
人気旅行先の国別ランキングでは日本が2年連続1位になりました。注目されるのは、韓国が7位から5位、ベトナムが8位から6位に上昇し人気の高まりを見せていることです。
また都市別では、東京・大阪・沖縄の3都市が人気都市のトップ10にランクインしています。
APAC外ではトルコが35%増で伸び率トップに
全体の検索数に占めるシェアの伸び率をみると、1位は35%増のトルコ、2位は34%増のポルトガル、3位は30%増のハンガリー、4位は23%増のオーストリア、5位は21%増のパキスタンでした。
都市別ではベトナムのニャチャンがなんと152%増、韓国の済州島、ロシアのウラジオストクが43%増でトップ3となっています。
旅行のリサーチ期間にじっくり時間をかける傾向に
今回の調査の結果、航空券の検索を開始するタイミングが実際の出発日に対して早期化する一方、予約は出発日により近くなってから行われる傾向があることが、調査対象となった8つの国・地域のうち5つでみられました。
旅行者はよりお得な航空券を求めて、検索やリサーチにより長い期間をかけていることがわかりますね。
また、このアンケート調査では、APACの旅行者の約60%が口コミに影響を受けると答えており、SNSやテレビ番組の情報番組などを上回っています。
なおAPAC全体では、海外旅行の頻度は年間で1〜2回と答える人が最も多く、日本でも同様の結果となりました。APACの旅行者の滞在日数は平均4日で、北米やヨーロッパの旅行者の平均7日に比べて短い傾向にあります。
また、この調査では、日本の旅行者に人気の旅行先や人気上昇中の旅行先も発表しています。その結果、ソウルや台北が人気で、トルコのイスタンブールの人気が急上昇していることがわかりました。
日本がAPACの諸国からは根強い人気を誇ることがわかりましたが、大きく伸びているベトナム・ニャチャンなど、意外な観光地も今回のランキングから発見できました。いつもと違う視点で旅行先を探してみるのも、新たな出会い、体験があるかもしれませんね。