スープやみそ汁にひと匙。疲労回復や冷えたカラダにお酢が効く

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昔の人は、カラダが硬い子どもに「お酢を飲め」と言ったものでした。カラダの柔軟性は得られないかもしれませんが、お酢は筋肉を緩め、血管を柔軟にしてくれると言うのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生です。カラダが冷えやすいこの時期に、血液の循環を促し冷えた筋肉を温めてくれる「お酢」を上手に摂取することを勧めています。

お酢の効用

【昔はカラダを柔らかくすると言われていた】

お酢といえば、飲んでいるとカラダが柔らかくなるなんて言われていました。お酢に漬けこんでいる食材が柔らかくなるから、こんなことが言われていたのかな?

たしかにお酢には「筋肉」を緩める効果があります。どんな「筋肉」かといえば、「運動で熱を持った固くなった筋肉」です。運動した日の夜や翌日、筋肉に炎症をおこすことがあります。こんなときには、お酢を用いた食事や飲み物を取ることで、筋にたまった疲労や熱をとり除き、固いこわばりを軽くする効果がお酢にはあります。

【お酢はカラダを温める】

フレッシュな果物の果汁は筋肉を冷やして、汗を止める効果があります。お酢は血管を柔軟にして筋肉にこもる過剰な熱を取る働きを持つと同時に、冷えた筋肉に血液の循環を積極的にうながし温める効果もあります。

疲労して胃腸の筋肉の働きがおちているときや、寒さで筋肉がかじかんでいるときに、ちゃんと発酵したお酢を使った料理を食べると、縮こまっている筋肉が運動を始めて、疲労の回復と冷えたカラダを温めてくれます。

カラダの冷えを感じる時、ひんぱんにふくらはぎがひきつれる時、風邪を引いた後、食欲が戻ってきたら、少量の酢を使った食事を取るのも、体温と抵抗力を高めるよい献立になります。スープやみそ汁にひと匙加えるだけでもよいので試してみましょう。

【お酢の飲みすぎにはご用心】

歯医者さんでよく言われることですが、お酢を直接飲みすぎると、歯が溶けてしまうことがあるのだとか。食事をしていて、歯が過敏だな、と感じる時、もし、お酢をたくさんとる習慣のある人は、ご用心です。すぐに歯科を受診して相談してみましょう。

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臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

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【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

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