アメリカの有名トレーダー「マーティ・シュワルツ」氏は、投資に対して名言を残しています。投資のやり方に迷ったら、投資家の名言を参考にしてみましょう。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
語り継がれる投資家の名言に込められた、その真意とは?
やられたポジションでやってはダメなこと
シュワルツ氏はテクニカル派の投資家ですが、参考になる名言を残しています。
例えばこの名言です。
よく株式投資をしていると「銘柄に惚れて」しまう方がいます。
過去に株価が上がってよい思いをしたので、同じ銘柄を繰り返し購入してしまうのです。
経営には波があります。一度良い思いをしても、それが繰り返されることは実は少ないのです。
株価が下がってしまい、平均取得価額を下げたいためにナンピン買いをしてはなりません。
この他にも「落ちてくるナイフはつかむな」という格言がありますが、暴落している時に買うのは火に油を注ぐようなものなのです。
資金管理は感情管理でもある?
またシュワルツ氏は、他にもこのような名言を残しています。
私は投資をすることをオススメしていますが、すべての資産を投資に回してしまうのでは
ありません。
投資用の資金を明確にすることが大事です。
まず最初に投資をはじめる時は「生活費の6ヶ月分は、確保する」ことは最低条件です。
さらに、投資が上手くいって利益がでている時も「現金を確保」しておく必要があります。
投資で利益がでている時こそ「利益確定」の時期だからです。
利益を確定して、次に投資できる時期のために現金をプールしておくのです。
このような時に感情をコントロールするのがとても難しいのです。
だって、株価がドンドン上がっているのにまったく増えない現金が貯まってしまうからです。
実は、資金管理は感情管理でもあるのです。
迷ったら投資家の名言を探してみるといいですね。参考になります。
『教育貧困にならないために』(2019年1月14日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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