中国人を中心に熱視線。2019年「春節」で人気を得た都道府県TOP5

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2019/02/25

中国では毎年2月に中国では最も重要とされる祝祭日「春節(旧正月)」を祝います。日本を含む他国の新暦の正月に比べ盛大に祝い、中国のみならずシンガポールや韓国などアジアや東南アジアでも数日間の祝日が設定されています。

つまり、中国の人をはじめアジアの主要国の人たちは、日本人が年末年始に旅行するように、この春節の時期に長期旅行へ出かけるわけです。

北京での春節の様子 image by:testing/Shutterstock.com

そしてこの度、旅行比較検索サービスを提供するスカイスキャナージャパンが「2019年春節 訪日旅行(インバウンド)で人気急上昇の旅行先トップ5」を発表しました。

これは、2019年の中国の春節期間(2月4日~10日)におけるスカイスキャナー経由の予約席数と、2018年の春節期間(2月15日~21日)における予約席数(各年1月25日時点)を比較し、目的地の空港ごとに集計、都道府県別にランキング化したものです。

春節で混み合う北京・正陽門 image by:testing/Shutterstock.com

春節が祝日で、訪日旅行において主要な8つの国であるインドネシア・韓国・シンガポール・台湾・中国・ベトナム・マレーシア・香港から出発する日本行き往復便を調査対象にしています。

中国をはじめとするアジア諸国の人々は、盛大なハレの日である春節に、日本のどこへ訪れたのでしょうか。早速、ランキングのトップ5をご紹介します。

第5位 宮崎県(伸び率+18.1%)

高千穂の「真名井の滝」 image by:Suchart Boonyavech/Shutterstock.com

第5位は上昇率18.1%(約1.2倍)で宮崎県がランクインしました。この要因としては、2017年12月に初のLCC国際線としてイースター航空が宮崎−ソウル線に就航したことなどから、特に韓国在住者の予約が順調に伸びたようです。

宮崎県には、児湯郡都農町の尾鈴山瀑布群、西臼杵郡高千穂町の高千穂峡谷、日向市の妙国寺庭園といった多くの名勝地が数多くあります。

さらに生目神社、旧吉松家住宅、巨田神社、高千穂神社などの重要文化財が存在し、青島亜熱帯性植物群落、都井岬ソテツ自生地内海のヤッコソウ発生地といった特別天然記念物も見どころのひとつです。


西都原古墳群のコスモス畑 image by:photolibrary

最近ではプロ野球やサッカーのキャンプ地を巡るツアーや、宿泊を含めたゴルフプランが主催され、韓国・中国・台湾からの顧客開拓を図っていることも功を奏したのかもしれませんね。

第4位 宮城県(伸び率+22.3%)

五色沼ともいわれる「御釜」 image by:yoshimi maeda/Shutterstock.com

4位には22.3%(約1.2倍)の予約増で宮城県がランクインしました。2017年9月にPeach Aviationが仙台空港を拠点化し、仙台-台北(桃園)線の就航をはじめています。

また、タイガーエア台湾も2018年10月に台北線を週2回から5回へ増便するなど、アクセスがよくなっていることに伴い、台湾の利用者による予約が好調だそうです。

多聞山から見た「松島」 image by:rujin/Shutterstock.com

宮城県は、フランスのタイヤメーカーであるミシュラン社が出版した訪日外国人観光客向けの「ミシュラン実用旅行ガイド」にて、県内では松島・瑞巌寺・松島四大観の計3カ所が最高評価の「三つ星」を獲得するほど国際的にも評価の高い観光地です。

三つ星を獲得した松島は宮城県の松島湾内外にある諸島のことで、日本三景のひとつに数えられているほどの絶景で知られています。

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