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正社員も使い捨ての時代、サラリーマンが会社にしがみつかずに生きる方法とは?=鈴木傾城

いまや正社員でも非正規雇用者でも、会社に「使い捨て」にされる時代になった。会社にしがみつかないでも生きられる方法を考えなければならないということだ。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』鈴木傾城)

※本記事は有料メルマガ『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』2019年3月3日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。

憧れの「不労所得」は手の届く場所にある。あとは少し動くだけ

正社員でも茨の道

日本ではまだ正社員という立場があって、この正社員の中で「終身雇用」と「年功序列」が残っている。しかし、非正規雇用者には「終身雇用」や「年功序列」は最初から関係ない。

非正規雇用者は、どれだけ会社に尽くしても終身雇用してもらえるわけではないし、年齢がいったからと言って肩書きが上がるわけでもない。会社が不要になったと思ったらいつでも切り捨てられるのが非正規雇用の特徴だ。

だから、非正規雇用者は「いつか正社員になりたい」と望む。しかし、それは正解なのだろうか。

正社員になれば問題ないのかというと、まったくそうではない。昨今の企業は正社員に対してもシビアな態度になっているからだ。

そこでは成果主義・能力主義が取り入れられて、成果を出せない人間はやはり切り捨てられる世界になっている。

これは、つまるところ企業は「事業に合わせて従業員をいつでも切り捨てられる体制」にシフトしたことを意味している。正社員でも非正規雇用者でも、その点に関しては同じ立場にある。

そうであれば、働き手もまた意識を転換しなければならない。会社にしがみつくと、いずれ「使い捨て」にされるしかない。

しがみつくことを考えるよりも、会社にしがみつかないで生きられる方法を考えなければならないということになる。

他の様々な収入源があればいい

会社に「しがみつかない」で生きるというのは、どういうことなのだろうか。

それはシンプルに言うと、本業以外に収入を持つということである。サラリーマンであれば、給料以外に収入を持つということになる。

貯金も非常に重要なのだが、貯金は食い潰せば消えてしまう。貯金という生命線を残しながら生き残るには、「給料」という収入源だけでなく、他の様々な収入源があればいい。そうすれば、ことさら会社にしがみつかないで済む。

本業以外の収入と言えば、会社が終わってから夜も働くとか、土日も休まず働くということを考えがちだが、それだけではない。

たとえば、不動産収入や、株式・国債・社債・外貨預金・転換社債等の金融資産の配当などの所得は、まったく何もしなくても勝手に金が入ってくる仕組みだ。

特に優良企業がもたらしてくれる「株式の配当」は、現代の資本主義の世界では最強の収入源であると言える。配当は自分が何もしなくても自動的に振り込まれる。優良企業であればあるほど減配はない。それは安定的な所得になる。

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