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食べログの有料会員が減少中、それでも売上が伸びている理由とは?=シバタナオキ

売上が昨年比20%で成長するカカクコム。今回は、その2018年10月~12月期の決算資料を見ながら、食べログがなぜ成長し続けるのかを詳しく分析していきます。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年3月22日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

売上YoY+20.4%を実現する食べログの成長要因

Q. 食べログ売上YoY +22%の成長ドライバーは?

A. 飲食店のネット予約。「飲食店販促」売上がYoY+27.8%。

今日の記事は、食べログの成長要因を分析してみたいと思います。

食べログを運営している株式会社カカクコムの2018年10月〜12月期の決算資料を見ていきましょう。

※参考:kakaku.com 2019年3月期 第3四半期決算説明資料

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カカクコム全体の売上は、四半期で142億円。YoY+20.4%と高い成長率を誇っています。

営業利益は65億円でYoY +14.3%と、こちらも順調な伸びを見せています。営業利益率に至っては45%を超えており、非常に高い利益率を誇るメディアビジネスがカカクコムの特徴とも言えるでしょう。

「食べログ」セグメントの売上

カカクコム全体の中で、成長を牽引しているのが「食べログ」セグメントになります。

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食べログセグメントは売上が63.7億円でYoY +22.1%と、全体より高い成長率を誇っています。

月間利用者数は1億1,800万人を超え、累計のネット予約人数が5,500万人を突破しています。

冒頭で記載しましたが、食べログセグメントの中で最も伸びているサービスが「飲食店販促」と呼ばれるものです。

YoY +27.8%で成長していて、四半期の売上が50億円まで伸びています。

Next: 食べログの成長を牽引しているサービスとは?

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