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利率と利回りの違いを説明できますか?債券投資をする前に知っておきたい利益のこと=川畑明美

債券投資をするにあたり、利益の種類について知っておくことが大切です。今回は、意外と知らない人が多い利率と利回りの違いについて解説します。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

意外に知らない人が多い、利率と利回りの違い

3ヶ月定期も年利で記載されているので注意

投資をしていると「利率」と「利回り」という言葉がでてきますが、この違いがわからないと言う人少なくないと感じます。

利率は、額面金額に対して毎年受け取る「利子」の割合です。

通常「年利」で記載しています。

なので、3ヶ月定期などの利率は、3ヶ月間の利率ではありませんので、注意してくださいね。
※参考:定期預金の金利の計算できますか?-教育貧困にならないために(3月6日配信)

もうひとつの利回りは、投資金額に対する利子も含めた年単位の収益の割合です。

少しわかりにくいので債券を例に考えてみましょう。

例えば、利率2%の債券を100万円購入して4年後に売却したとします。

利率2%の債券を100万円で購入して、4年後に102万円で売却した場合

その債券が102万円で売却できた場合で試算してみましょう。

1年間の利子は、100万円×2%(0.02)=2万円ですね。

4年間保有していたので、2万円×4年=8万円です。

それに、売却して得た譲渡益を足します。

100万円で購入して102万円で売れたので2万円が譲渡益です。

8万円+2万円=10万円が、あなたが受け取った金額です。

利回りは、1年で計算しますので10万円÷4年で、2.5万円です。

2.5万円÷100万円=0.025ですから100を掛けて2.5%が利回りになります。

ただし、実際の利回り計算は、税金などの費用も考慮しています。

債券の利率は、額面に対してですが利回りは、実際に受け取る金額に対しての金額になります。

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教育貧困にならないために』(2019年3月16日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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