【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】本家第一旭新宿店

本家第一旭新宿店@新宿御苑前にて、ラーメン。

オープンは、本年12月7日。

『第一旭』系統の店舗が都内に進出したことは過去にもあったが、こちらが特別なのは、同店が『本家第一旭たかばし』の支店だということ。

『本家第一旭たかばし』は、京都を代表する実力派の老舗。

本店は、京の地で、同じく全国的に有名な老舗である『新福菜館本店』と隣り合い、朝方から来客の胃袋を満たし続けているところ。

ラーメン好きにとっての「聖地」となっていることは、麺好きにとっては周知の事実だ。

そんな『第一旭たかばし』が、満を持して都内へと進出してきたのだ。

オープンから数日にして既に行列ができる人気店となっているが、それも無理からぬところだろう。

私が足を運んだタイミングにおいても、10数名のお客さんが常に店の前に並び、入店するまで15分程度の時間を要した次第。

(ただし席の回転は早く、余程の長蛇の列にでもならない限り、それほど長時間待つことにはならないのではないかと思う)

現在、同店が提供するのは「ラーメン」とそのトッピングバリエーションのみ。

初訪問だったので、基本メニューである「ラーメン」を注文することにした。

入店した瞬間知覚できる豚の香りに、既に胃袋は鷲掴み状態。

登場した「ラーメン」は、本店と比較してカエシの効きがやや強く、相対的に出汁感が控えめであるような気がするが、オープンからまだ数日目であることを考慮すれば、十分及第点。

70余年の歴史を誇る本場の味を、一定程度再現できているような気がする。

スープだけではない。

存在感を毅然と示すストレート麺、下味がしっとりと沁み込んだチャーシューなど、スープ以外のアイテムの出来映えも上々であり、気が付けば完食。

歴史的な経緯を脇に置いて、純粋に都内の新店として判断しても、今年の30指には入るハイレベルな1杯だと思う。

撤退することなく新宿の地で頑張っていってもらいたいと願い、店を後にした。

ごちそうさまでした!