日本が誇る歴史の美。城好きが一押しする「全国お城ランキング」2018
「お城」はまさに日本が世界に誇る建築物であり、日本のシンボルでもあります。いまでも名城といわれるお城が多く残っていますが、旅行先で近場のお城をめぐってみようと思っても、どこから見てまわればいいかわからないと悩んでしまうこともあるかもしれません。
日本全国の城好き・城めぐり愛好家が利用するサイト「攻城団」を運営する攻城団合同会社は、毎年4月6日の「城の日」にあわせた記念企画として利用者(団員)を対象にアンケートを実施しています。
そこで今回は、2018年ランキングのなかから、10の「城めぐり初心者の旅行先にオススメの全国お城」をご紹介します。
第10位 大阪城/大阪府大阪市
10位には、大阪府大阪市の「大阪城」がランクインしました。大阪城は安土桃山時代に豊臣秀吉によって築かれ、現在では国の特別史跡に指定されています。豊臣秀吉の死後に勃発した「大阪冬の陣」と「大坂夏の陣」で荒廃し、江戸時代に再建されたものの、何度も火災で焼失し、戦後に現在の姿に再建されました。
いまでは「大阪の象徴」として周囲の大阪城公園として、国内外の人たちから親しまれる名城となっています。また2006年には「日本100名城」に選定されています。
第9位 松江城/島根県松江市
第9位にランクインしたのは、島根県松江市の「松江城」です。別名「千鳥城」とも呼ばれる美しい城で、江戸時代初期建造の天守は国宝、城跡は国の史跡に指定されています。また、日本さくら名所100選に選定されており、桜の名所としても有名です。
宍道湖の湖岸にあるため、日本三大湖城のひとつにも選定されています。松江城の周りには、約3.7kmの堀川が囲んでおり、この堀川を小舟でめぐる「堀川めぐり」を楽しむことができますよ。
第8位 安土城/滋賀県近江八幡市
第8位には、滋賀県近江八幡市の琵琶湖の東岸にあった「安土城」がランクインしました。織田信長が建造した安土城は、現在は天守台、曲輪、石垣、堀が残っており、国特別史跡に指定されています。
当時、日本に来ていた宣教師ルイス・フロイスの記録によると、それまでの城とくらべものにならいほど豪華絢爛なものであったようです。
第7位 備中松山城/岡山県高梁市
第7位にランクインした岡山県高梁市「備中松山城」も「日本100名城」に選定されている名城です。標高430mの臥牛山山頂にあるため、非常に上りづらくはありますが、そこからの眺めはまさに絶景です。
さらに「備中松山城雲海展望台」から見る松山城は山並みと霧に覆われ、思わず息をのむほどの幻想的な美しさが広がっています。
第6位 松山城/愛媛県松山市
第6位には愛媛県松山市にある「松山城」がランクインしました。第7位にも岡山県の「備中松山城」がランクインしていますが、通常「松山城」といえばこちらの城を指します。
大天守を含む21棟の現存建造物が国の重要文化財に指定されており、城郭遺構は国の史跡に指定されています。また2009年にはミシュラン観光版(ギード・ベール)日本編で二つ星に選定されました。