楽しい連休に予定していた子どもとの約束。でも、急な仕事で行けなくなってしまった…なんてこと、どのご家庭にでもあることですよね。そんな時の「親の態度」をお子さんはしっかり見ています。無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』では、「子どもだから」などと思わず、仕事の相手に対するように誠実に接するべきと記しています。
予定変更
泊りで旅行に行く、といった大きなお出かけだけでなく、動物園・遊園地・科学館などに行く、お弁当持って公園へ、友だちと遊ぶ、どれも子どもにとっては、楽しみな予定です。
ですが、やむを得ない事情で中止・延期・変更することも、時にはありますよね。そんな時に、こんなふうに言っていませんか?
「あ、日曜の映画、行けなくなったから」
「明日のお出かけ、お母さん用事ができたから、また今度ね」
子どもがぶーぶー言い出したら、
「しょうがないじゃない」
「仕事なんだから、仕方ないだろう」
場合によっては、伝えるのを忘れていて、子どもに言われてから「あ、そうそう、それ無理になった」なんて言っているケースも…(汗)。
でも、ちょっと待ってください。もし、相手が大人だったら、自分の都合で約束を変更・中止しなければならない時に、そんな対応はしませんよね。丁寧に理由を説明しながら、お詫びをするはず。同時に代案の提案をすることもあるでしょう。
子どもにも、同様に対応すること、お勧めします。たかが公園、ただの映画、大人にはそう思えても、子どもにとっては、楽しみにしていたイベントです。丁寧に理由を説明して、お詫びをして、可能なら代案を出してあげたいところ。
「ねぇミク、明日映画に行くって言ってたでしょ。ところがね、急にお仕事になっちゃったんだ。ミクが楽しみにしていたの知ってるし、パパもすごく楽しみだったんだけど、どうしてもお仕事で困っている人がいて、助けてあげたいんだ。急に予定を変えちゃって、ごめんね。でも、来週の水曜なら早く帰ってこれるから、学校の後に観に行けるよ。それでもいいかな?」
こうした対応を取ることで、子どもにはいくつかの重要なメッセージが伝わります。
次ページ>>マイナスの出来事からも、子どもは親からたくさんのことを学ぶ