御守りの効力は何年?なにもかもうまくいかない時は神社へ行こう

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初詣や厄払い、ウォーキングコースとしても身近な神社。訪れただけでカラダの中から浄化されていく気分になりますよね。実は、神社には参拝するのにベストな日があること、ご存知でしたか? 神社関係の情報満載のメルマガ『開運神社ナビゲーター®西邑清志の「今を生きる為の神道的作法」』から、ご紹介します。 

本当にあった「身代御守り」の話

皆さんは神社を参拝させていただくときに……

賽銭箱の前にきて10円、15円などをちゃり~ん。せめて100円など入れて、パンパンと2回手を叩いて帰るおおよそ5分ほどの参拝と、神社の「祈祷受付」で、5,000円以上入れた熨斗袋を「御祈祷をお願いします」と言って、神様の居らっしゃる拝殿に座り御祈祷していただくおおよそ30分ほどの参拝の、どちらで参拝させていただいていらっしゃるのでしょうか?

後者の参拝を、「正式参拝」と言います。

神社で「正式参拝」をさせて頂いたあとに「神札」と「お守り」、そして、神様のご神前に供えた「ご神饌」をお下がりとしていただきます。

以前に神札の取り扱い方はお話しさせて頂きましたので、今回は「御守り」についてお話しをさせていただきます。

神社からいただいた「お守り」については、身につけておくようにしましょう。いつも持ち歩くかばんなどに入れたりします。「肌守り」と名のついたお守りもあるように、毎日肌身離さずにつけておくアイテムなのです。

「御守り」で有名なお守りは、成田山新勝寺の「身代御守り(みがわりおまもり)」です。この身代御守りの効果は「あらゆる災難から御守くださいます」。

わたくしの祖父の話ですが、実際にこういうことがありました……。

日本軍が太平洋戦争に突入する前に、ソ連と中国の国境ノモンハンで、日本軍とソ連軍が衝突し激戦が起きてしまいました。そのとき、祖父は外交官(高等文官)だったのですが、祖父と一緒にいた軍人の多くがソ連軍の攻撃で亡くなったそうです。ある日、祖父の前にソ連軍の爆撃があったそうですが、祖父は間一髪で助かったのです。じつは、その後、私の祖母が祖父のためにと頂いていた身代御守りが真っ二つに割れていたそうです。

この話は実話です。御守りが祖父の危険を身代わりになって受けてくれていたのです。

では、御守りの効力はいつまででしょうか?

それは、一年間です。

御守りを頂いて、一年が経ったらお寺や神社にお戻ししましょう。そしてまた新しい御守りをいただきましょう。御守り同様、人間も、元気がなくなったとき、落ち込んだとき、トラブルが続くとき、何をやってもうまくいかないとき……。そんなときこそ、パワースポット「神社」に行きましょう。

古代の人々は、大きな石や大木、山、海、湖など清らかな自然の中に神が宿ると考えました。そこにたたずみ、感謝を捧げ、自然神と交流したのです。やがてそこに『神の坐す所=神社』がつくられました。そして幾世代にもわたって、神と人のための祭りが続けられました。神社の境内に足を踏み入れただけで浄化されるような気持ちになるのはそのためです。古代の人々が神を見いだし、人々が祈りを続けてきた場所だからなのです。

お参りに行くなら1日と15日が良いでしょう。

毎月1日と15日の参拝がお勧めだといわれても、忙しい日常、産土神社への参拝をうっかり忘れてしまうこともあるでしょう。でも、産土神社へ参拝させていただくと決めたら、思いきって、毎月○日と△日に参拝すると決めて、スケジュール帳に書き込んでみては。仕事や用事でその日に神社へ行けない場合は、前後の都合のいい日に参拝すればいいのです。

話は変わりますが、9月13日に箱根の参拝に行って参りました。

とくに、箱根の九頭龍神社の参拝に良い日は13日なのです。九頭龍神社の場合は異例ですが、理由は九頭龍大神様のお誕生日が13日だったからです。

11日に箱根大涌谷の火山性地震の警戒度がレベル2に引き下げられました。今のところ、安心して箱根の神社の参拝ができます。

9月と10月の箱根は益々極まってまいります。紅葉の箱根のご参拝にもぜひいらしてください。 

image by: Shutterstock

 

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開運神社ナビゲーター®西邑清志の「今を生きる為の神道的作法」』より一部抜粋

著者/西邑清志
開運神社ナビゲーター西邑清志が、日本の神様の基礎知識から神社参拝の礼法と由来、目的別に今参拝するべき神様と神社について毎週お届けします。
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