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米市場の大型IPO、ピンタレストの広告ビジネスがECと好相性なワケ=シバタナオキ

アメリカで連続して予定されている大型IPO。そのなかで今回紹介するのは、お気に入りの写真をブックマークしておけるサービス、ピンタレストの決算です。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

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※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年4月18日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

赤字の営業利益から抜け出すことはできるのか?

Q. ついに上場Pinterest、ユーザーあたりの広告売上はFacebookの何分の一?

A. Pinterestの北米の広告ARPUは$3.16(約320円)、Facebookは$34.86(約3,500円)。よって、Pinterestのユーザーあたりの広告売上はFacebookの1/10以下。

アメリカでは大規模なIPOが相次いでいますが、今日の記事ではPinterestを取り上げたいと思います。

Pinterestをご存知の方も多いかもしれませんが、Pinterestというのは画像をクリップして、保存して、共有するためのSNSです。

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ここにあるように、一つの画像を、ユーザーがそれぞれ自分の好きなようにクリップしていくことができます。

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ビジネスとしては広告ビジネスになりますが、eコマースとの相性が非常によく、Pinterest上で素敵な写真を見つけて、購買に繋がる、というのが自然な形で行われています。

他のSNSは既に起きたことを記録したり共有するのが得意なのに対し、Pinterestは「気になっているもの」「好きなもの」「これから買いたいもの」や「これから作ってみたい料理」をブックマークしておく、という機能が使い方のメインになっています。

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こちらがPromoted Pinsと呼ばれる広告になりますが、Pinterestのタイムライン上に自然な形で現れて、タップすることで広告主のサイトに行き、購買が行えるようになっています。

Next: Pinterestの決算で見るべきポイントとは?

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