韓国に黄信号。日米朝の信頼を失った文在寅大統領の早すぎる寿命

 

先日掲載の記事「詰んだ韓国。サムスン営業利益60%減の衝撃と文大統領の暗い命運」でもお伝えしたとおり、任期3年を残しながらも政権運営に黄信号が灯る韓国の文在寅大統領。日米、そして北朝鮮からも信頼を失い、国内でも猛批判に晒されています。韓国現政権の「寿命」はこのまま尽きてしまうのでしょうか。台湾出身の評論家・黄文雄さんが自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で分析しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年4月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【韓国】日米から見放され、親北団体に翻弄される文在寅政権の「寿命」

やりたい放題の民労総「釜山の日本領事館前を『抗日通り』に」

4月11日に行われた文在寅大統領とトランプ大統領の米韓首脳会談では、2人だけの会談は2分しかなかったということで、いかにトランプ政権が文在寅政権に不信感を持っているかということが、韓国や日本のニュースなどでもさかんに報じられています。

文在寅大統領は「開城工業団地と金剛山観光の再開」に向けたアメリカ側との協議を求めましたが、トランプ大統領から「今は適当な時期ではないと一蹴されてしまいました。

文在寅を「金正恩のスポークスマン」と批判して物議を醸した韓国の最大野党・自由韓国党の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)院内代表は「文氏の深刻な『会談中毒』が確認された」と述べ、「4月12日の最高人民会議での施政演説で、金正恩は制裁緩和なしには非核化する意思がないことを示したのに、文在寅氏だけが非核化の意思を表明したと述べている」と痛烈に批判しました。

韓国野党、文大統領は「会談中毒」=南北対話推進を批判

文在寅政権に厳しい態度の朝鮮日報も、社説で「この韓米首脳会談は一体何だったのか」と疑問を投げかけています。

【社説】この韓米首脳会談は一体何だったのか

しかも、米朝の「仲裁者」であることを自負してきた文在寅大統領は、金正恩委員長からも4月12日の施政方針演説で「南朝鮮(韓国)当局は、すう勢を見てためらったり、騒がしい行脚を催促しておせっかいな仲裁者』『促進者』の振る舞いをするのではなく、民族の一員として気を確かに持って自分が言うべきことは堂々と言いながら、民族の利益を擁護する当事者にならなければならない」と批判される始末です。

金正恩氏、文政権に「おせっかいな仲裁者ではなく…」 米韓首脳会談も不調、苦しい立場に

print
いま読まれてます

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け