世界一大きなカフェが京都に?ご当地ブレンドが魅力の「丹鉄珈琲」

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2019/05/11

京都北部「海の京都」エリアの広大な大地には、直径114キロに渡る世界で一番大きなカフェがあると言います。あまりに大きすぎて、想像がつきません……一体どういうことなのでしょう?? 

“世界一大きなカフェ”の秘密

沿線全体がカフェ!京都丹後鉄道の挑戦

“世界一大きなカフェ”とは、京都北部「海の京都」エリアを中心に運行する京都丹後鉄道の沿線上、直径114キロを“カフェ”に見立てて、ご当地コーヒーを提供するというプロジェクトです。

京都丹後鉄道は、沿線上に日本三景の天橋立や、世界ジオパークの絶景が広がる京都屈指の人気を誇るローカル鉄道。人気の理由は、走るダイニング列車「丹後くろまつ号」、カフェ列車「丹後あかまつ号」、予約不要の観光列車「丹後あおまつ号」、京都〜北近畿を走る新型特急「丹後の海」など、魅力的な列車の数々です。

photo by 槇野翔太

そんな京都丹後鉄道で、2017年8月から始まったサービスが「丹鉄珈琲」です。この地を旅行で訪れる観光客に、コーヒーを通して沿線の絶景を「見る」だけでなく、香りや味も含めた五感で感じてもらい、 旅をより思い出深いものに演出しようとスタートしました。

沿線地域をイメージした味や香りを楽しめる5種のオリジナルブレンドの焙煎コーヒーを味わうことができます。

スペシャルティーハンドドリップコーヒーや、フレンチローストのアイスブレンドコーヒー、エスプレッソなど、5種類のコーヒーをさまざまな味わい方で堪能できます。 

実店舗も存在!「丹鉄珈琲~114kmCafe」

丹鉄珈琲を飲めるのは、京都丹後鉄道観光列車の「丹後くろまつ号」「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」の列車内と、丹鉄宮津駅構内に2018年6月にオープンした実店舗「丹鉄珈琲~114kmCafe」です。

“旅の始まりと終わりに、こだわりの商品を”をコンセプトに、コーヒーを片手に旅に出る人々への旅の窓口となりながら、丹鉄沿線の魅力を発信する拠点としての役割も担っています。丹鉄珈琲のほか、地元産の食材を使用したフィナンシェやタルトといったスイーツの提供も行っています。

いただけるのはご当地コーヒー!?

地域をイメージした味と香りを楽しめる丹鉄珈琲

さて、気になるのは5種類あるという丹鉄珈琲。そもそも、このコーヒーは、日本全国にファンを持つという「日光珈琲(栃木県日光市)」と、丹鉄沿線上の食の魅力を知り尽くす「城崎スイーツ(兵庫県豊岡市)」がタッグを組んで出来た「城崎珈琲焙煎所」でロースト・ブレンドされたオリジナルコーヒーです。


“そこでしか味わえない、その土地の風景や歴史を感じさせるご当地コーヒー”として誕生しました。

バラエティに富んだ5つのフレーバーを簡単にご紹介しましょう。

・天橋立ブレンド(フレンチブレンド) 
日本が誇る観光地をイメージした、誰にでも飲みやすく愛される味わい。 
・与謝野ブレンド(グァテマラブレンド) 
ちりめん街道の歴史を感じる深みのある味わい。
・京丹後ブレンド(マンデリンブレンド) 
丹後の海山川をイメージさせる、コクのある独特な味わい。
・舞鶴ブレンド(モカブレンド) 
舞鶴の海と青空を感じさせる穏やかな酸味ある味わい。 
・福知山ブレンド(ブラジルブレンド)
大江山の霧のような、気品漂うさわやかな味わい。

広報ご担当者にオススメのフレーバーを聞いてみたところ……

1番人気は、日本三景の“天橋立”が名前に入っている「天橋立ブレンド」だそうですが、コーヒー好きの方にはグァテマラの豆と使った「与謝野ブレンド」がオススメとのこと。

独特なフレーバーで癖になる味わいで、珈琲がお好きな方のリピートが多いブレンドなのだとか。関西の方には、少し甘酸っぱく、香りが良くソフトでなめらかな口当のモカを使った「舞鶴ブレンド」がオススメだそうです。

5つのフレーバーそれぞれ個性があり、その時の気分や情景に合わせて楽しめるので、自分好みのコーヒーの味を見つけたいですね♪

自分の1番お気に入りの席でゆっくり珈琲を楽しんで欲しい

サービスが始まって以来、お客さんからは「ここでこんなに美味しいコーヒーが飲めるとはおもっていなかった!」という感激の声や、「5ブレンドの味の違いを味わえるのが楽しい」などの感想が届いています。

季節ごとに「丹鉄珈琲~114kmCafe」の販売商品も変更しているため、季節限定商品と丹鉄珈琲を一緒に味わうのが楽しいというファンもいるのだとか。

「世界一大きなカフェ」には、全長114kmの京都丹後鉄道沿線全体がカフェであり、一人ひとりがそれぞれの感性で、1番良いと思った席(景色)でコーヒーをゆっくり楽しんで欲しいという思いが込められています。あなたが選んだ席、そしてコーヒーは、海の京都の旅の思い出を更に色鮮やかに彩ってくれることでしょう。

地域や地元企業とより密に連携し、地域の思い出と特徴を感じられる商品やサービスの開発に挑む京都丹後鉄道を、KYOTO SIDEはこれからも応援していきます!

source:KYOTO SIDE

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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