梅雨の時期しか見られない、紫陽花が綺麗な名所・三室戸寺

もうすぐ梅雨入りですが、この時期は雨で憂鬱…という人も多いですよね。ですが、この時期だからこそ見ごろの紫陽花(アジサイ)が咲く素敵なスポットが人気観光地・京都には多くあります。「映え」な写真を撮りに行ってみてはいかがでしょうか?

今回は宇治市にある紫陽花スポット・三室戸寺(みむろとじ)を、無料メルマガ「おもしろい京都案内」の著者・英学(はなぶさ がく)さんが、ご紹介しています。

アジサイの名所・三室戸寺の歴史とは?

いよいよ紫陽花の時期ですね。京都で紫陽花が有名な場所はいくつかあるのですが、今回は、市内から少し離れた宇治市の三室戸寺をご紹介します。

三室戸寺 image by:Yosuke Saito/Shutterstock.com

三室戸寺は、西国三十三観音霊場10番札所で本山修験宗の別格本山でとても由緒あるお寺です。約1,200年前に三室戸寺の奥のほうから出現した、千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)を本尊として創建されました。

地名に「室」という文字が使われているのは、光仁天皇がこの地に離宮をかまえたことに由来します。仁和寺(にんなじ)が御室仁和寺と呼ばれるのと同じですね。そのため当初は、御室戸寺だったそうです。その後、花山天皇・白河天皇の離宮になり、「御」「三」になったと伝わります。

三室戸寺で季節のお花を楽しむ

京都といえば、桜の名所紅葉の名所では、それぞれの季節に観光客で賑わいます。三室戸寺は、紅葉の穴場として知られているのですが、山の斜面の広大な境内には多くの花が植えられています。

image by:Taromon/Shutterstock.com

4月下旬~5月上旬には約20,000株のツツジが見頃を迎えます。これからが見ごろの6月~7月上旬は紫陽花です。約50種10,000株もの紫陽花が咲きます。7月上旬~8月中旬はハスですね。本堂前に色とりどりのハスが咲きます。まるで極楽浄土のようで「蓮の寺」とも言われます。

宇治には世界遺産が2つあり、平等院と宇治上神社です。この2つの社寺を訪れる方は多いでしょう。宇治川にかかる宇治橋から車で5分も移動すれば、静かな三室戸寺に行くことができます。宇治に行くときはぜひ、三室戸寺の壮大な境内に広がる花々を楽しむプランを加えてみてください。

  • image by:Yosuke Saito/Shutterstock.com
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毎年5000万人以上の観光客が訪れる京都の魅力を紹介。特にガイドブックには載っていない京都の意外な素顔、魅力を発信しています。京都検定合格を目指している方、京都ファン必見! 京都人も知らない京都の魅力を沢山お伝えしていきます。

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