京都府立図書館〜そこはレトロな明治モダン建築の世界〜

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2019/07/04

KYOTO SIDEでは、これまで「レトロ・クラッシックな京都の近代建築を巡る旅」と題して、亀岡の「楽々荘」大山崎町の「大山崎山荘」京都市の「京都府庁旧館」、さらに「京都文化博物館」をご紹介してきましたが、今回は、岡崎の地に移転開館して110周年、平安神宮の赤い大鳥居のすぐ側に建つ、日本初の公立図書館・京都府立図書館をご紹介します。

図書館の利用は、京都府民はもちろんのこと、京都府内に通勤、通学している方、さらに大阪など隣接する府県に住んでいる方も図書館カードを作ることができるんですって。知ってました?

圧巻のロケーション!

平安神宮の赤い大鳥居のすぐそば 

神宮道を上がっていくと、あの赤い大鳥居がどんどんと近づいてきます。琵琶湖疏水に架かる赤い欄干の橋を渡る頃には、目の前には大鳥居がそびえ立ち、左手手前に京都国立近代美術館、そして、その奥に本日の目的地、京都府立図書館の姿が見えます。 

予定より少し早く着いたので、図書館入り口へ向かう前に、まずは、建築用語で言うところのファサード・建物の顔となる正面を拝見することに。

真正面からの美しいルックスにまずうっとり♪ 黒い屋根と白い外壁のコントラスト、さらに銅色の装飾が品良くまとめられている印象です。アーチ状の白い窓枠がなんとも素敵ですね!

実は、京都府立図書館、1995(平成7)年の阪神淡路大震災の被害により、2001(平成13)年にリニューアル・オープンしたのですが、この岡崎の地に移転した1909(明治42)年当時の姿を残しているのは、この正面外壁のみ。奥にチラッと見えるガラス張りの建物は増築した新館です。 

見事な和洋建築のコラボレーション

外観を舐める様に見ながら図書館入り口方向に進んでいくと、赤い大鳥居と図書館のクラシカルな西洋建築が一度に眺められます。インパクトある和と洋の建築物が共存する、レアな光景にテンションが上がります。

では、ご担当者さまにお会いするために一旦館内へ。エントランス含め、館内は全て2001年に新館としてリニューアルされているので、クラシカルな外観とはまた違った雰囲気です。

図書館の歴史などを記すパネルが掲示されたエントランスを抜け、4階事務室へ。今回の取材では、図書サービス部長の堀さんから色んなお話をお伺いしました。


以前は府立高校の図書館司書をされていた堀さん、プライベートと仕事を兼ねて建築系の本も読まれているとか。まずは、この見事な建築を手がけた建築家、立役者について。

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