後世に遺すべき地球の宝。雄大さに圧倒される、世界遺産の「滝」8選

TRiP EDiTOR編集部
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2019/07/13

音を立てて流れ落ちる水、カラダを濡らす飛沫。はいつでもダイナミックで繊細です。世界遺産にも、多くの滝が登録されています。

目がくらむような高さの滝、カーテンと見まごうばかりに広がる滝。姿はさまざまですが、どの滝も私たちを魅了するパワーを備えています。

そこで今回は、迫力満点、自然の雄大さに圧倒されるような、世界遺産に登録されている一生に一度は見てみたい滝をピックアップしてご紹介します。

ヴィクトリアの滝/ザンビア、ジンバブエ

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滝幅約1,700m、高さは約108mの「ヴィクトリアの滝」は、北米ナイアガラ、南米イグアスと並ぶ世界三大瀑布です。

落ちる水を見るだけでも迫力満点ですが、勇気のあるかたは滝壺のすぐ上の「デビルズプール」での水泳や、滝に向かう流れでのラフティング、さらには流れへのバンジージャンプにトライしてみてはいかが?

ちなみにバンジージャンプは111mの高さから。これは30階建てのビルくらいです。

七姉妹の滝/ノルウェー

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ノルウェー西部のガイランゲルフィヨルドにある「七姉妹の滝」は、名前の通り7本の滝が並んでいます。優しげな名前と外観ですが、高さはなんと250m。人は見かけによりません(?)。

この滝の対岸にあるのが「求婚者の滝」。7姉妹全員に求婚してすべて断られたという逸話からの命名なんだそう。プロポーズをお考えのカップルで訪れる際は、くれぐれもこの逸話をお忘れなきように。

ロワー滝/アメリカ

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ロワー滝」は、間欠泉で有名なイエローストーン国立公園のなかにあります。ちなみにイエローストーンとは、峡谷の岩の色が黄色く見えることからきています。


滝の高さは約94m。ナイアガラの滝の約2倍です。滝壺まで降りていけるので、滝のまわりの風景も楽しめますよ。

ただし階段の勾配がなかなかキツいので、行き帰りとも足元にはご注意を。


ヨセミテ滝/アメリカ

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ヨセミテ国立公園のなかにある「ヨセミテ滝」は、全体の高さは739mの巨大な滝です。上から順に436mのアッパーフォール、206mのカスケード、97mのローワーフォールと、3段に分かれた珍しい形をしています。

3段に分かれた滝は迫力満点ですが、雪解け水を水源としているので水量は春先をピークに減っていき、秋には枯れてしまいます。お出かけの際は、その点に注意して春先から夏を目指してくださいね。

エンジェルフォール/ベネズエラ

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ベネズエラのギアナ高地にある「エンジェルフォール」は、高さは979mと世界最大です。あまりに高いため、落ちる水は途中で霧になってしまうため、エンジェルフォールには滝壺がありません

見る者に感銘を与えるエンジェルフォールですが、行くのはなかなか大変。最寄りのカナイマ村からボートで川を遡り、さらにジャングルを1時間以上歩いてやっと到着。

インディ・ジョーンズに憧れるあなたにはオススメかもしれません。トライしてみてはいかが?

イグアスの滝/ブラジル、アルゼンチン

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イグアスの滝」は、高さは最大80mですが、幅はなんと2,700m以上。「水のカーテン」という感じの滝ですね。

ブラジル側とアルゼンチン側、どちらからでも見られますが、間近で滝を見たいのならブラジル側がオススメ。

ただしアルゼンチン側には落ちる水が豪快な音をたてる「悪魔の喉笛」というスポットがあるので、余裕があれば見ておきましょう。

満月の夜だけある「フルムーンツアー」も要チェック。幻想的な雰囲気が楽しめますよ。

白糸の滝/日本

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日本でお馴染みの「白糸の滝」は、世界文化遺産の富士山を構成する資産のひとつです。高さ20m、幅150mの岩壁から数百の滝が落ちるようすは、まさに名前通り「白糸」。

繊細な美しさがあり、巡礼や修行者が立ち寄る場としても有名でした。階段で滝壺まで降りることができますが、晴れた日には滝の後ろにそびえる富士山が見られる展望スペースもあります。


那智の滝/日本

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世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する「那智の滝」は、高さ133m、滝壺の深さ10mというダイナミックさが必見です。滝そのものが熊野那智大社の別宮の飛瀧神社のご神体でもあります。

実はこの滝は「一の滝」で、上流に「ニの滝」「三の滝」がありますが、そこは特別天然記念物の那智原始林。ふだんは立入禁止ですが、2月〜5月の「神秘ウォーク」に申し込めば入れます。

滝とは水と大地が織りなすシンフォニーは、まさに地球が私たちに呼びかけている声ともいえそうです。その声に耳を傾け、心と体を自然にゆだねる時間で、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

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