「やる気が出なくてもデキるビジネスマンになる方法」~目標に近づくためのモチベーション改革~俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編 Vol. 105

 こんばんは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 多くのビジネスパーソンにとって、「やる気が起きない」「仕事がつまらない」というのが共通した悩みなのではないでしょうか。つまらない、というのは「刺激がない、慣れてしまった」状態のことで、仕事に習熟すること自体は大切なことではあります。とはいえ、やる気が起きないのにムリやり仕事に向かうのも憂鬱なもの。“つまらない”というのは、私たちの心がそう感じているわけですが、どうしたらそれを「楽しい」に変えることができるのでしょうか?

「毎日がつまらない」中年男性の72%が回答

 著名な脳科学者である茂木健一郎氏は、書籍の中でこのように書いています。「私たちの心の動きは、脳の神経細胞(ニューロン)の発火に伴って起こる脳内現象に過ぎない」のだ、と。簡単に言ってしまうと、心で感じていることのすべては幻想だ、というのです。

★俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編

【Vol.105『モチベーション改革』目次】

〔1〕本文:「やる気が出なくてもデキるビジネスマンになる方法」〜目標に近づくためのモチベーション改革〜

1、仕事が面白くないビジネスパーソンへ

 ◎人間は、もともと飽きやすい生き物

 ◎今の楽しみか?将来の楽しみか?

2、モチベーションに対する大いなる誤解

 ◎モチベーションとテンションは別もの

 ◎仕事で「あなたでなければ」と言われることが最高の醍醐味

3、目的と仕事の大きさは比例する

〔2〕次回予告(予定):「大人気!名言シリーズ《その3》ロバート・キヨサキ氏」〜ラットレースから抜け出すための7つのステップ〜

〔3〕編集後記:「購入した投資商品が値下がりした!」場合はどうすればいい?

〔4〕今後の特集スケジュール: 2018年8月〜9月予定

◆〔1〕本文:

「やる気が出なくてもデキるビジネスマンになる方法」〜目標に近づくためのモチベーション改革〜

 脳科学的に見て、私たちの心の動きが「ただの幻想に過ぎない」というのも不思議な感じがします。人は脳の作用によって、ないものをあたかもあるもののように感じているだけ、というのであれば、「つまらない」を「面白い」にすることも可能なはずです。実際、私自身もこの変化を経験しています。

 今回は、「どうしたらやる気が出るのか?」特集をお送りします。本特集を執筆する目的とは、世間のモチベーションに対する考え方に一石を投じ、「毎日がつまらない」と嘆く方にも、活き活きと仕事に向かえるようになっていただきたい、というものです。では、始めましょう。

■1、仕事が面白くないビジネスパーソンへ

 この文章は、基本はサラリーマンの方向けに書いていますが、ビジネスがなかなか軌道に乗らない自営業の方やフリーランスの方にも当てはまると思います。

 今、多くの人が仕事に喜びを見出せない一方で、サラリーマンの平均年収は年々下がりつつあり、年金制度や退職金も削減される方向に動いています。こうした社会的な不安要素が増えているにもかかわらず、それでも仕事に一生懸命になれない。一体、この打開策はどこにあるのでしょうか?

【人間は、もともと飽きやすい生き物】

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