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もうAI取引には勝てないのか? 個人投資家が人工知能よりも情報強者になる方法

近年、相場の世界ではAI・アルゴリズム取引が台頭し、個人投資家が瞬間的な値動きを攻略するのは難しくなりつつあります。相場の大局を理解して攻略する上で、ファンダメンタルズ分析はより欠かせなくなっていると言えるでしょう。時間がなくてニュースを追えない兼業トレーダーや、どんな情報を拾えばいいのかわからない初心者は、どう対処すればよいのでしょうか?実は、プロFXトレーダーの分析・展望を取り入れる手軽な方法があります。

今日の米ドル/円はどう動く?プロは重要ニュースのどこを見るか

FXトレーダーはどんな情報を追っている?

プロのトレーダーの多くが日々どんな情報を追っているかといえば、ファンダメンタルズと呼ばれる政治や金融政策なども踏まえた経済情勢です。

近年はAIアルゴリズムの台頭で瞬間的な値動きを攻略するのは難しくなりつつありますから、相場の大局を理解して攻略する上で、ファンダメンタルズ分析はより欠かせなくなっていると言えるでしょう。

FXトレーダーである私の実体験として、このファンダメンタルズ分析が効果を発揮した局面をご紹介しましょう。4月半ばから6月半ばにかけて豪ドル円が80.7円から73.9円まで、7円近い下落を記録した場面です。

豪ドル/円 日足(SBI証券提供)

豪ドル/円 日足(SBI証券提供)

4月18日に発表された3月分の豪雇用統計(雇用者数・失業率)で上値を試せず、やや反落した後、4月24日に発表された1-3月分(第1四半期)の消費者物価指数が予想を大きく下回ったところから、坂を転げ落ちるように下落が続きました。

背景には、この消費者物価指数が発表された直後に一部のアナリストからRBA(オーストラリア準備銀行)の金利引き下げ観測が強く指摘されたこと、さらには米中貿易摩擦の悪化懸念がありました。

こうしたアナリストによるファンダメンタルズ分析を、私はたまたま目にしていましたので、豪ドル円の下落に乗っかることができました

政治・経済で相場はどう動く?

初心者や分析する時間がない兼業トレーダーがAIに対抗するには?

今年は世界的な緩和競争、多くの国が金融政策スタンスを緩和方向に舵を切り、相場に変動をもたらしていますが、そのきっかけとなるのが経済指標の数字であることが多いです。

しかし、経済指標は毎日10種類ぐらい発表されますし、数字の強弱はもちろん、国によって重要な指標が違うこともあります。

ピンポイントでアメリカならアメリカ、ヨーロッパならヨーロッパに絞って経済指標や金融政策を追いかけていくことも可能ですが、為替は各国の通貨の強弱が密接に関わっていますし、そもそも近年は値動きに乏しい局面が多いです。

実際に2015年、そして昨年2019年のドル円相場は1970年代に変動相場制が始まって以降の過去最少値幅を更新するなど、値動きが乏しくなっている現実があります。

この要因としては、ITの普及に伴い、ニュースが瞬時に世界中で消化されるようになったことや、冒頭でも書いたようにAIやアルゴリズムが瞬間的にニュースを分析して相場に織り込ませることが影響しているとされています。

個人投資家がAI・アルゴリズム取引に対抗するには、日々の経済指標を紐解き、金融政策や政治動向などを分析して、相場の大局を捉えてトレード戦略を考えていくことが、より重要になっています。

ただ、これを実践するには初心者の方には難しいですし、何より専業ではなく仕事をしながらトレードしている兼業トレーダーの方にとっても大きな負担になっていることと思います。

そんな時に便利なのが、ディーボ社が提供しているレポート『今日のドル円 予想』です。経済指標を中心に当日と翌日のレート変動イベントを見ることができるほか、各材料に対するアナリストの言及数を比較して、影響度の強弱を教えてくれるサービスになります。

ここまでファンダメンタルズ分析の重要性について豪ドル円を例に解説してきましたが、あらゆる通貨と相関関係にある米ドル円の動きを追うことが、FXトレードで成功するためには必須と言えるでしょう。

きょうのドル円はどう動く?

FXトレーダーの強い味方

平日毎日(12時〜14時頃)配信されるディーボ社のレポートでは、下図のように、その日の予想レンジと、その時々でタイムリーな円安方向・円高方向の材料が一覧でまとめられています。そして、この有料レポートがこれまで発表した予想レンジは、なんと勝率80.7%という結果が出ています(※1)。

レポートサンプル(2019年5月20日配信)

レポートサンプル(2019年5月20日配信)

言及するアナリストが多ければ多いほど影響度としては重要と考えられるため、その材料に注目し、その材料の展望を自分なりに掘り下げて相場の展望を予測すると良さそうですね。

とにかく、何に注目したら良いかわからない、どれを分析すれば良いかわからないという初心者にありがちな右も左もわからないような状態からは解放されますし、忙しい方でも要点を押さえて重要なポイントを中心にしっかり分析することができるでしょう。

またレポートでは、予想レンジを算出するに至った根拠を解説し、その日の「支え」と「重し」を経済ニュースに絡めて丁寧に説明してくれます。

レポートサンプル(2019年5月20日配信)

レポートサンプル(2019年5月20日配信)

さらに上図のように、レート変動イベントをタイムテーブルにまとめてくれています。相場に張り付けない忙しい日でも、事前にトレードの対策を立ててチャンスを掴むことができるので、初心者はもちろん兼業トレーダーにとって非常に有用だと言えるでしょう。

アナリストは経済指標をどう評価?

※1:アナリストらの毎日の予想レンジを平均した「平均予想レンジ」が、実際のドル円レンジの動きとどの程度整合性があったかを独自に計算し、予想が当たったたかどうかを判定。その判定結果を2018年5月15日から2019年8月15日までの期間で集計した結果、勝率80.7%となった。予想の当落判定式については、予想高値・安値値幅が実際の高値・安値値幅とどれだけ重複していたかを算出し、その重複ぶんの値幅を実際の値幅で割った値が0.7よりも大きく(=予想レンジが実際のレンジをできるだけカバーしている)、かつ、予想値幅÷実際値幅が5.0よりも小さい(=予想レンジが過度に大きすぎず、予想として役立てられる程度の精度を有していると判断される)場合、レンジ予想が当たったものとする。

「今日のドル円アナリスト予想 まとめ」を平日毎日お届け

相場への考え方はアナリストによって様々です。そのため、ディーボ社が提供するレポートでは、アナリストの「過去のレンジ予想勝率」にこだわっています。

ただ単に各アナリストの騰落予想をまとめるだけではなく、過去の予想勝率を独自集計し、勝率の高いアナリストの予想材料をより高い点数にして、材料ランキングを作成されています。

つまり、「信頼性の高い」アナリストの予想をより重視して集計することで、レポート全体の信憑性の高さを考慮してまとめられているのです。

右も左もわからない初心者や、情報収集に時間をかけられない兼業トレーダーにとって参考になるのはもちろん。プロのFXトレーダーにとっても情報収集の手間を大きく減らし、他のアナリストがどう見ているかを把握できる便利なレポートになっています。

この機会に直感だけに頼ったFXトレードから卒業し、ご自身のトレードに、世界の政治・経済ニュースの分析を踏まえた「根拠」を組み込んでみませんか?

このレポートは、FXトレードをはじめとする金融商品への投資への助言をするようなものではありませんが、直感トレードから「根拠あるトレード」への転換の土台になるものと言えそうです。

平日毎日プロ投資家の展望が届く

※本ページで紹介したサービスで提供される情報は、動向等に関する分析であり、投資判断に関する助言をするものではありません。投資判断につきましては、ご自身の責任と判断で行ってください。

文:マネーボイス編集部
PR:ディーボ
image by:metamorworks / Shutterstock

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