新井一さん まぐスぺインタビュー

起業のプロ・新井一の「会社員のまま好きなことで起業する」通信

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政府の積極的な後押しもあり、もはや当たり前の時代になりつつあるビジネスマンの起業・副業。「経済的・時間的な自由を手に入れたい」と思い、挑戦する人がいる一方で、安定的な収入を失う怖さなどから、なかなか第一歩を踏み出せずにいるという方も多いのではないでしょうか。そんな人の悩みを解決すべく創刊されたのが『起業のプロ・新井一の「会社員のまま好きなことで起業する」通信』。これまで1万人の起業をサポートしてきたという専門家・新井一さんに、どんな人が起業に向いているのかを聞きました。

キャリアチェンジの時は無慈悲にやってくる

──まず、新井さんが行っている活動について教えてください。「起業のプロ」とはどういったものなのですか?

新井:はい、私はいま「会社員のまま始める起業準備」の方法をお伝えする「起業18フォーラム(https://kigyo18.net/)」という団体を運営しています。これは、ゼロから起業を目指す会社員を対象に、成功に必要な「強みの発掘」、「売れる商品」や「正しいビジネスモデル」を創るための支援を行うものです。「起業」というとハードルが高いものと感じてしまい、なかなか実行に移せない人が多いのですが、実際はそんなものではなく、基礎さえしっかり身につければ「180日で形にすることができる」んです。

──確かに「起業」というと「そういうことができるのは一部の才能を持っている若者だけで、自分には縁遠いもの」と考えている人は多いかもしれません。

新井:はい、でも実は起業には、経歴も年齢も、今の収入も関係ないんですよ。正規、非正規も問いません。会社員として働いている忙しい人でも、夢のために使う「朝晩30分」程度の時間を捻出することさえできれば、人生を大きく変えていくことができるんです。

ただし、無手勝流にやっても、時間とお金は無駄になってしまいます。その「ちょっとしたコツ」をお届けするのが私の仕事です。

──なるほど。しかし仮に起業のアイデアがあり、起業のための「朝晩30分」を捻出することができたとしても「失敗したらどうしよう」と悪い方向にばかり考えてしまい、だったら、多少の不満はあっても今の安定的な仕事をまっとうしようという考えもあるかと思います。

新井:確かに日本人はリスクを極端に恐れる人が多いように思いますし、安定志向の人がたくさんいるように感じています。しかし、多く人が「何とかなるさ」と目を背けたくなることだとは思いますが、少子高齢化、AIRPAの進化、外国人労働者の増加などが近い将来に社会の形を変えていくことははっきりしています。

多くの日本人は失業こそしないかもしれませんが、キャリアチェンジの必要に迫られる可能性は高く、今の仕事にしがみついていることはできなくなるでしょう。「起業」などしないまでも、会社員としての今の待遇、環境を守ることさえ簡単ではない時代に入っていくのです。

そんな時、起業について考え、行動を起こした経験は大きな武器になります。会社員のまま副業ベースで始める小さなビジネスであるとしても、自分の強みを知り、会社に依存せずお金を稼ぐことができるという自信を手に入れ、愚痴や悪口と無縁の志の高い人たちと仲間として繋がれることは、想像以上に大きな収穫になるはずです。

平らに舗装されたまっすぐなアスファルトの道路を歩くことが安定なのか、坂道もジャングルの中もスイスイと歩ける強い足腰を持つことが安定なのか、価値観の違いにもよりますが、私は後者だと思っています。

新井一

──なるほど。いっぽうで新井さんのメルマガ説明文に『「人間関係から逃げたい」、「会社が面白くない」、「毎日がつまらない」、できない人ほど起業に向く!』と書かれています。なぜ「できない人ほど起業に向く」のでしょうか?

新井:多くの会社員の皆様は、起業に対して多くの「勘違い」をしています。代表的なものとして、「起業は優秀な人だけができるもの」、「起業はお金がかかる」、「起業には覚悟が必要で、逃げるような中途半端な気持ちではできない」といったものがあります。これらは残念ながら、「大きな勘違い」です(笑)。

このメルマガを読んでいただくことで、その辺りの認識は大きく変わっていくことと思います。気持ちが変われば、それはチャンスです。身体が次第に動き出すでしょう。「逃げでいい」、いやむしろ「逃げがいい」のです。居心地が悪くて現状を何とかしたいと思うからこそ、私たちは動こうとしますよね。たとえば自分が狭く汚い場所にいたとして、きれいで居心地の良い場所に移動しようとする、それはとても自然なことです。無理に目標などを立てずとも「自然に動くだけでいい」のですから、逃げこそ最強です。

また、「できない人ほど起業に向く」これも真実です。できる人は会社員で上を目指せばいいと思います。できないからこそシンプルに考える、できない自分でも何とかなる仕事をクリエイトする、できる人に手っ取り早くやってもらうなど、起業に必要な思考を持つことができるのです。きっと、今お勤めの会社の社長も、全く万能じゃないはずです(笑)。

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新井一【起業18フォーラム】プロフィール

新井 一(あらい はじめ)
1973年生まれ。1万人の起業をプロデュースした「起業のプロ」。会社員のまま始める起業準備塾「起業18フォーラム」主宰のほか、インターネットからの集客術に特化した起業家向けマーケティング支援などを行う。社会とのかかわり方に問題を抱え、高校・大学と海外のスクールに単身就学。帰国後、日本の企業に就職するも、人嫌いを克服できず、さまざまな失敗を繰り返す。社会になじめず、会社になじめず、自分の居場所を探して15年間会社員をしながら事業を続け、独立後は「起業のプロ」として起業家を育てる。特徴は「人生を変えたい」と願う会社員はもちろん、自立を目指す主婦からニート、フリーター、落ちこぼれまで、起業とは程遠いと思われがちな人材を一発逆転させてきたこと。
主な著書に『好きなことで起業する』(大和書房)、『会社を辞めずに朝晩30 分からはじめる起業』(明日香出版社) がある。

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