村上海賊ゆかりの地。瀬戸内の日本遺産「因島」でしたい5つのこと

Array
2019/09/14

因島(いんのしま)」という島をご存じでしょうか。広島県尾道市に浮かぶ因島は、平地が少なく山や丘陵地で構成されています。

道路橋がかかっているので、広島空港や愛媛県の今治方面からバスや車で向かうことが可能です。

image by:Shutterstock.com

因島は、かつて日本最大の海賊といわれた「村上海賊」の活動拠点にされていたことから、いまも島内には関連施設が残っています。2016年にはその歴史遺産群を讃え、日本遺産に登録されました。

そんな因島には、歴史を感じられるスポットをはじめ、おひとりさまでもファミリーでも楽しめる観光地が充実。今回は因島の観光スポットを5カ所、ご紹介していきます。

1.白滝山の五百羅漢(ごひゃくらかん)

image by:おのみちや

1カ所目は「白滝山の五百羅漢」です。1569(永禄12)年に観音堂が建立されたと伝えられる、標高227mの岩山で、1827(文政10)年には、そこに五百羅漢の石仏が造られました。

山頂まで上がると、さまざまな表情を持つ約700体の石仏がところ狭しと並んでいます。

image by:photoAC

敷地内の展望台からは瀬戸内海を一望でき、歴史を感じられる絶景スポットとして知られています。この絶景は、地域に住む人々によって培われてきた美しい場所に送られる「にほんの里100選」にも選出されました。

また、敷地内には地元で恋愛のパワースポットとして親しまれている「恋し岩」もあります。触ると恋が叶うという伝説があるんだとか。ぜひ足を運んでみて。

  • 白滝山の五百羅漢
  • 広島県尾道市因島重井町
  • 0845-25-0016(重井公民館)
  • 無料
  • 定休日:なし
  • 24時間立ち入り可能
  • いんのしま観光なび公式サイト
  • おのみちバス「因島北インター入口」から徒歩30分

2.因島水軍城

image by:PR TIMES

2カ所目は「因島水軍城」です。ここでは村上海賊の歴史を感じられる数多くの品を展示しています。


村上海賊が使用していた甲冑や刀といった武具の展示のほか、戦法が書かれた書物などを見ることが可能。作戦会議の模様を人形で現したユニークな展示もありますよ。

image by:おのみちや

因島水軍城で、村上海賊の歴史にじっくり触れてみてはいかがでしょうか。

  • 因島水軍城
  • 広島県尾道市因島中庄町3228-2
  • 0845-24-0936(一般社団法人因島観光協会)
  • 大人 310円/小中学生 150円
  • 定休日:木曜(祝日を除く)/12月29日~1月1日
  • 9:30~17:00(入園は16:30まで)※1月2日〜3日は10:00~15:00
  • いんのしま観光なび公式サイト
  • 因島北インターチェンジから車で5分

3.因島アメニティプール

image by:おのみちや

因島アメニティプール」は、大人も子どもも楽しめる野外プール。敷地内には、お子さま専用で水深の浅いキッズプールと、大人用のプールがあります。

キッズプールには動物をイメージした滑り台や可愛らしい噴水が。一方で大人向けのプールには75mと57mのウォータースライダーがあり、因島大橋の絶景を眺めながら滑ることができます。

毎年7月中旬~8月下旬にオープンしていますので、夏の旅行を検討しているときなら、プランに加えてみてはいかが。

  • 因島アメニティプール
  • 広島県尾道市因島大浜町57
  • 0845-24-3771 ※プール開設期間中
  • 0845-26-6212(因島総合支所しまおこし課)※期間外
  • 大人 500円/中高生 400円/小学生 300円/未就学児 無料
  • 定休日:なし
  • 10:00~17:00(毎年7月中旬~8月下旬)
  • いんのしま観光なび公式サイト
  • 本四バス「因島大橋」バス停から徒歩10分

4.因島大橋

image by:Shutterstock.com

4カ所目は「因島大橋」です。因島とおとなりの向島を結ぶ吊り橋で、全長は約1.3km。1983年に建設され、瀬戸内海の景色を堪能できる場所として人気の観光スポットとなっています。

吊り橋内は2層構造になっていて、上部は車用の道路、下部は徒歩やサイクリングができる遊歩道となっています。徒歩の場合は、隣接する大浜パーキングエリアから往復1時間の道のりです。

image by:Shutterstock.com

自転車で因島大橋からの景色を楽しみたい場合は、島内各地にある「レンタサイクルターミナル」が便利。中学生以上であれば誰でも利用が可能です。

  • 因島大橋
  • 広島県尾道市因島大浜
  • 0848-44-3700(本州四国連絡高速道路(株)しまなみ尾道管理センター
  • 普通車 720円/大型車 1,200円
  • 定休日: なし
  • 24時間立ち入り可能
  • 尾道観光情報 おのなび公式サイト
  • 本四バス「因島大橋」バス停から徒歩5分

5.因島フラワーセンター

image by:おのみちや

最後に紹介するのは、「因島フラワーセンター」。ここでは敷地内の各所で、季節ごとにさまざまな花々が楽しめます。広大な芝生が広がる芝生広場もあるので、小さな子どもを持つファミリーにもおすすめ。

image by:おのみちや

また、「大温室」では亜熱帯地域に咲く花々を観察できます。普段、日本ではなかなか見られない貴重な植物は必見です。さらに、園内の展望台からは因島の景色を堪能することができます。

  • 因島フラワーセンター
  • 広島県尾道市因島重井町1182-1
  • 0845-26-6212(因島総合支所しまおこし課)
  • 入場料無料
  • 定休日:火曜(祝日の場合は翌日)/12月29日~1月3日
  • 9:00〜17:00
  • 尾道市公式サイト
  • おのみちバス「因島北インターチェンジ入口」バス停から徒歩20分
image by:おのみちや

以上、歴史に景色に花々まで、魅力がいっぱいの因島を紹介しました。広島県や瀬戸内のほかの島々へも行きやすいロケーションにあるので、ほかのエリアと合わせて訪れてみてもいいですね。

のんびり徒歩で、爽快に自転車で、あるいはドライブで。どんな因島観光がお好みですか?

  • image by:Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
いま読まれてます

現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子。

エアトリインターナショナル オーストラリアってどんな国?夏までに行きたい「気になる都市」を見つけよう!
村上海賊ゆかりの地。瀬戸内の日本遺産「因島」でしたい5つのこと
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます