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安値を恐れるのは致命的。ダウ800ドル安を喜べない人が投資に失敗する=川畑明美

これから投資を始めようとする顧客から「米国株が800ドルも下げたのに投資を始めて大丈夫か?」と聞かれました。この考え方は投資に失敗するパターンです。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

投資で上手くいく人は急落を「下がってラッキー!」と思っている

株が下がったのに投資して大丈夫?

これから投資を始めようとする顧客から「アメリカの株が800ドルも下げたのに投資を始めて大丈夫でしようか?」と、聞かれました。

この考え方は、投資が上手くいかないパターンです。

冷静に考えてみれば、800ドル下げたということは、800ドル安く買えるということです。

投資で上手くいく人は「下がってラッキー!」と思っています。

上手くいかない人の特徴は「株が上がってワクワク、下がると怖い」と、株価に対して一喜一憂してしまいます。

株価が上昇し始めると「もっと増やそう」としてお金を投じてしまい、下落して資産が減ると不安になってお金を引き出してしまう。

「安く買って高く売る」の逆パターンをしてしまいます。

投資に対しての「恐れ」は致命的

また、株価に感情を振り回されている人は、他人の評価を気にしている傾向が高いです。

例えば、投資を始める前に、安全資産である預貯金がどのくらいあるのかお伺いすることがあります。

その時に「人並より少ない預金で……」など、他者の視点で考えてしまうのです。

そうではなく、ヤリクリが上手でないので貯金が少ないなど、自分に意識を向けることが大事です。

怖さを感じて「安値」で買えないと、お金は増やせません。

そして上昇したらたんたんと売ることできて、利益が確定できるのです。

特に安値で買えないのは、致命的です。

Next: 安値を恐れるのは致命的。資産を増やすコツは自分のお金に固執しないこと

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