不明女児の捜索打ち切り=16日目「可能な限りやった」-山梨県警
山梨県道志村のキャンプ場で行方不明になった小学1年小倉美咲さん(7)=千葉県成田市=について、山梨県警は6日、消防などと連携した大規模な捜索を打ち切った。不明から16日目。大月署の井上久署長は「最大限の態勢で可能な限り捜索した。無事に発見できず、心を痛めている」と話した。
捜索には警察や消防、自衛隊など延べ約1700人が投入され、キャンプ場から東西約15キロ、南北約7、8キロにわたり山中や川を捜した。空き家や倉庫なども確認したほか、近隣住宅の聞き込みも行ったが、発見には至らなかった。
今後も聞き込みなど情報収集は継続。新たな手掛かりがあれば捜索を再開するという。
美咲さんの母とも子さん(36)は同日夜、報道陣の取材に応じ、「捜索打ち切りの連絡をもらい、感謝の気持ちと残念な気持ち」と沈んだ様子で語った。新たに美咲さんの動画を公開するといい、「靴一つ見つからないが、親として諦めるわけにはいかない。どんなささいなことで構わないので、少しでも手掛かりが欲しいです」と改めて情報提供を呼び掛けた。
美咲さんは先月21日、道志村の「椿荘オートキャンプ場」を家族らと訪れ、行方不明になった。県警によると、これまで約2000件の情報が寄せられたが、有力な情報は得られていない。情報提供は大月署 0554(22)0110まで。(2019/10/06-20:58)