きたぞ、芸術の秋。男女が「美術館」を選ぶ際に重視するポイント

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2019/10/18

世界中の貴重な美術品だけでなく、多くのユニークな企画や試みも多く行われている美術館。建物の建築そのものに見応えがあったりと、足を運ぶだけでも楽しめる美術館も多いですよね。とはいえ、まだまだ日常的に足を運ぶ人は少ないともいえる日本での美術館事情。実際はどのようなことが求められているのでしょうか。

この度、BIGLOBEが全国の20代~60代の男女500人を対象に「美術館に関する意識調査」を実施しました。さっそく調査結果をご紹介します。

重視する点は「魅力ある展示品」「アクセス」

「美術館を選ぶ際に重視することは?」という質問では、81.0%で「展示品が魅力的なこと」が圧倒的な結果に。行われている内容を知って、足を運びたくなるということが決定打となっているようです。

続いて多くの支持率を集めたのが「アクセスが良いこと」(58.2%)。遊びに行ったついでや、そこまで労力をかけなくても行ける場所ではないと、よっぽど見たい内容じゃなければ行くのをやめてしまうということかもしれません。

さらに「展示品が多いこと」(36.8%)も支持を集めています。入場料に見合うだけの見応えが求められているのかもしれませんね。

「美術館」を目的にした旅行って、ある?

「美術館を目的に旅をしたことがありますか?」という質問では、「ある」「他の目的のついでだが、ある」がそれぞれ30.8%、36.2%となり、過半数が旅行の目的のひとつとして、美術館を訪れていることがわかりました。

また「美術館に行く目的」という質問では「観たい展示物があるから」が78.6%で1位に。続いて「美術・芸術が好きだから」(58.2%)、「知識・経験を増やすため」(39.2%)という結果となり、展示の内容が大きく重視されていることがわかります。

何気なく足を運ぶことで、興味のなかったものに興味を持つきっかけを得るという習慣も、増えると良いのかもしれません。

「美術館に一緒に行く人は?」という質問では、「恋人・配偶者」が57.8%で1位に。続いて「ひとり」(42.4%)、「同性の友達」(26.2%)となっています。静かで落ち着いた環境は、デートにぴったり。お互いの新しい一面を知るきっかけにもなるかもしれませんね。


「ひとりで美術館に行く」と回答した212人に「ひとりで行く理由」を質問すると、「集中して鑑賞できるから」(73.1%)、「ひとりの時間を楽しみたいから」(70.8%)との回答が多いなか、「同伴者と鑑賞ペースを合わせるのが面倒だから」(46.2%)、「同伴者と予定が合わないから」(17.0%)、「一緒に行く相手がいないから」(16.0%)、「同伴者と作品についての感想を話すのが面倒だから」(11.8%)といった回答にも支持が。

展示物に純粋に集中するには、ひとりでの訪問が好まれているのかもしれませんね。

20〜30代は、最初に「作品情報」確認する傾向に

「美術品を見る際、まず何から見ますか?」という質問では「作品そのもの」(78.0%))が多くの支持を集めて1位に。続いて「作品名と作者名」(15.2%)、「作品解説文」(6.8%)と続き、2割以上は作品そのものを観る前に情報を確認していることがわかります。

年代別では60代は83.0%、50代は81.0%が「作品そのもの」と回答し、20代と30代の19.0%が「作品名と作者名」と回答しており、若い世代は特に作品情報を先に確認しているようです。より深く作品を知るためのキャプションなどは、できるだけチェックしたいですよね。

美術館に対するリアルな声が判明した今回の調査。国内外の旅先でも、多くの感動を得られる場所のひとつが美術館です。この調査結果をきっかけに、まだ足を運んだことのない美術館を、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。

  • source:@Press
  • image by:Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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