あふれんばかりの魅力に恋して。京都「北野天満宮」の歴史に迫る

今回は、京都の「北野天満宮」の魅力をお伝えしたいと思います。お伝えしたい見どころがあまりにも多いため、今回と次回の2回に分けてご紹介したいと思います。まずは、概要や創建にいたる歴史的背景、梅にまつわる伝説や、天神様と牛の関係などを中心にご案内します。

そして後半部分では、北野天満宮の建築様式と秀吉や家康との関係や茶道、花街、落語や歌舞伎との関わりなどについてお伝えします。ゆっくりと紅葉を楽しみながら、北野天満宮の魅力を存分に感じていただければと思います。

※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。

「北野天満宮」で四季折々の風情を体感

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「嵐電」北野白梅町駅から徒歩で約5分ほどの場所にある北野天満宮には、豊臣秀吉が築いた「史跡 御土居(おどい)」のもみじ苑に約350本の樹木が植えられています。なかには、樹齢およそ350年を越す「三又の紅葉」など古木もあります。

御土居に沿って流れる紙屋川沿いには、赤や黄色に染まった木々が錦秋の世界を演出しています。紅葉の時期、京都の人気スポットといえば、この場所を外すことはできないでしょう。

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北野天満宮は、冬になると全国的に有名な梅の名所でもあります。平安時代、梅の花をこよなく愛したことで有名な菅原道真を祀る神社だからです。

全国に12,000社もある天満宮の総本社である北野天満宮は、学問の神様としても有名ですよね。東京であれば湯島天神、九州は太宰府天満宮などはあまりにも有名ですね。由緒ある有名な神社なので、たくさんの見どころがあります。

北野天満宮ってどんな神社?

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北野天満宮は947年に創建され、全国約12,000社ある天神社・天満宮の総本社です。菅原道真公を御祭神とし、学問の神様としての信仰が厚いため、多くの受験生が参拝に訪れることで有名ですね。

本殿は豊臣秀頼が造営した八棟造で、絢爛豪華な桃山建築で国宝に指定されています。宝物殿に所属されている国宝の北野天神縁起絵巻は、思わずため息が出る逸品です。

毎月25日には露天が立ち並び、宝物殿の特別公開が行われ、多くの参拝者で賑わいます。北野天満宮は昔から、梅と紅葉の名所としても有名です。


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