芸人ツイート1本50万円で吉本と京都市が大炎上「PR表記もない」

2019.10.28
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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京都市が、市の施策を吉本興業に所属する地元出身の漫才コンビにツイッターでPRしてもらうため、ツイート(つぶやき)1回につき、50万円を支払う契約を2018年度に同社と結んでいたことがわかったと、京都新聞毎日新聞共同通信などが報じた。ツイートに「PR」などのプロモーション表記がなく、ツイート1本あたり50万円という金額も公金で支払う額として高すぎると、ネット上では批判の声が多く挙がり炎上状態となっている。

問題となったツイートは2018年10月、吉本所属のお笑いコンビ「ミキ」の2人が2回にわたって計4本ツイートしたもの。

実際のツイート




京都新聞によると、京都市は2018年10月に開催「京都国際映画祭」などのPR目的で、同年度によしもとクリエイティブ・エージェンシー(現 吉本興業)と業務委託契約を結んだという。その契約書などによると、同社所属タレントのお笑いコンビ「ミキ」の2人が「京都市盛り上げ隊」として映画祭や市の重要施策を周知するとの内容で、ツイッターなどで20万人のフォロワー(登録者)を持つタレントが2回にわたって発信することが盛り込まれたとしている。ツイートの料金は1回50万円、1人あたり2回つぶやいて計100万円だったという。京都市はタレントの発信力に期待したといい、金額や広報の手法について「問題があるとは考えていない」としているという。

しかし、一般的にネット広告の業界では金銭のやり取りが発生している場合、「PR」や「プロモーション」などの表記をつけることが常識となっており、今回の吉本と京都市のPR契約と芸人ツイートについて、ネット上では「ステマだ」「税金から支払われたにしては金額が大きすぎる」「最近、吉本興業と政治の距離が近すぎるのでは?」などの声が多く挙がっており、炎上状態となっている。

Twitter上の反応











※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 京都新聞毎日新聞共同通信

image by: ja:利用者:+- [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

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