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バーガーキング大量閉店から復活の兆し。デフレに対応した企業が勝ち残っていく=児島康孝

日本の景気は最悪状態で、閉店や巨額赤字ラッシュですが、きょうは明るい話題を少し。苦闘する日本国内の「バーガーキング」ですが、最近、様々な試行錯誤が、目につきます。これはぜひ、実って欲しいものです。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)

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格安バーガーにクーポン戦略まで。日本のデフレはここまで深刻…

日本では高すぎた「バーガーキング」

デフレで、多くの日本国民が、年収100万円台にも転落する昨今。

バーガーキングは、おいしいハンバーガーで評価は高いものの、値段が高すぎて敬遠されてきました。

そして、来店客が少ないという状況が続いていたわけです。

しかし最近、日本の「バーガーキング」で、様々な試行錯誤が行われています。

【関連】なぜバーガーキングが大量閉店?やや高めの飲食店が大苦戦するデフレ不況の闇=児島康孝

店内のデザイン化とクリーン化

店内のデザイン電源整備など、地道に内装を改善。

また、良いのはクリーン化です。

これまでは、ダストボックスの回収も、それほど熱心には見えませんでした。

それが最近、はっきりと改善しています。

スターバックス並みに、ダストボックスのゴミをまめに回収。

包装紙がこぼれ落ちる、というようなことがないようにしています。

また、ふきんを持った店員が、時折、テーブルを拭いていきます。

トイレの掃除も、店舗にもよるかもしれませんが、行き届いています。

つまり、お客さんが立ち寄る条件が、整ってきているのです。

値段にも工夫が!

そして、最近は、値段にも、工夫が出てきました。

少し前では、「テリヤキ レタスバーガー」を、200円で販売したり。

最近は、「タルタル チキンバーガー」を、やはり、200円で販売したり。

「キングバリューセット」のハンバーガー・ポテト・飲物の500円セットも、わかりやすく販売しています。

つまり、これまではバーガーキングに行こうと思っても高すぎて敬遠してきた人が、バーガーキングに行き始めて、リピーターになってきているのです。

そして、マクドナルドのお家芸だったクーポンのチラシも、きょうは来店客に配っていました。

ホットコーヒー150円とか、アイスティー100円です。

こうして、デフレが深刻で、収入が少ない、日本の消費者にも、うまく対応し始めているのです。

Next: 「閑古鳥」だった店舗でも来店客が増えている

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