ワクチン接種豚、出荷へ 江藤農水相が群馬の食肉卸売市場視察

2019.11.11
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by 時事通信

群馬県食肉卸売市場の視察を終え、記者団の取材に応じる江藤拓農林水産相(中央)=11日午前、群馬県玉村町

群馬県食肉卸売市場の視察を終え、記者団の取材に応じる江藤拓農林水産相(中央)=11日午前、群馬県玉村町

 家畜伝染病「豚コレラ」対策としてワクチンを接種した豚の肉製品の出荷が15日以降始まる。江藤拓農林水産相は出荷を控えた11日午前、群馬県食肉卸売市場(玉村町)を視察した。施設の衛生管理が適切に行われているかを確認するとともに、肉の安全性をアピールするのが狙いだ。
 ワクチンを打った豚の肉は、早ければ15日にも岐阜県などで流通が始まる。群馬県での出荷は17日以降になりそうだ。農水省によると、食べても人体に影響はない。
 同市場は豚の処理能力が全国1位。江藤氏は感染が広がらないよう、施設に出入りする車両や従業員の消毒体制が十分かを確認した。
 視察を終えた江藤氏は記者団に対し、「手本となる優良事例だ」と施設を評価。その上で「(かつて豚にワクチンを接種したからといって)健康被害も味が落ちたということもなかった。変わらず購入してほしい」と述べ、安全性を強調した。(2019/11/11-12:08)

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