都内から2時間、伊豆高原の高級老舗旅館「坐漁荘」で週末贅沢旅行

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2018/07/12

伊豆高原駅から10分くらいの場所にある“浮山温泉郷”は、別荘などが密集する高級リゾート地です。この人気の温泉地で50年以上にわたって日本のおもてなし文化を継承しているのが、「ABBA RESORTS IZU 坐漁荘(アバリゾート イズ ざぎょそう)」。

半世紀を超える歴史ある純和風の老舗宿の「坐漁荘」は、国内外から芸能人や有名人がお忍びでやってくる『隠れ家的お宿』としても知られています。

日本の美しい文化とおもてなしなど、一生に一度は泊まりたい伊豆の高級旅館「坐漁荘」を牡丹餅あんこが取材してきました。

高級車でお出迎え!坐漁荘のおもてなしは駅から始まる

高級旅館で知られる「坐漁荘(ざぎょそう)」

坐漁荘のおもてなしは、駅のお出迎えから始まります。

メルセデスベンツでお出迎え

高級感の漂う黒塗りのメルセデスベンツでスタッフの方が出迎えてくれました。宿へと向かいながら伊豆高原や浮山温泉郷の観光について話を聞いていると、絶景ポイントである「大灘(おおなだ)」が見えてきました。

大灘は釣りの名所としても有名で、坐漁荘にとっても縁の深い場所なのです。パンフレットの表紙にもここ大灘で釣りをしている絵が描かれています。

「大灘(おおなだ)」から相模湾を望む

宿に到着して館内に入ったら、抹茶と山もものお菓子を食べながらチェックインを済ませます。ちなみに浮山温泉郷は山ももの群生地としても知られています。

抹茶とやまもものお菓子「やんもの里」でおもてなし

坐漁荘の名前の由来は「坐して魚を釣るがごとく」、時間の過ぎ行くまま、心の赴くままに過ごしてほしいという思いからそう名付けられたそうです。おもてなしの心は創業時から現在まで変わらず受け継がれています。

ゆったりとした客室で極上のリゾートタイムを過ごす

客室は坐漁荘の歴史を感じることができる純和風の本館、古い中に新しさをプラスした南館、本館離れの「松琴亭」、和と洋が融合した大人のラグジュアリーリゾート「ヴィラ」があり、全客室から庭園を眺めることができます


東館の客室「花筏(はないかだ)」

ゆったりした空間が魅力の東館の「花筏(はないかだ)」は、伝統的な日本建築の心地よさや二方向から眺められる日本庭園が魅力です。

庭先から日本庭園へ散策路が続く
緑に囲まれた「客室露天風呂」はゆったりと入れる広さ

和と洋が融合した「ヴィラ」はリトリート旅行向き

専用の門をくぐり抜けた先にひっそりと佇む「ヴィラ」は、リトリート旅行にピッタリなプライベート空間です。ヨガなどをウッドデッキで行うこともできるので、旅先でも運動をしたいという方に良さそう。

有名人もお忍びでくるとウワサの「ヴィラ」
森に溶け込むような美しさのプールと露天風呂

息をのむほど美しい自然と和モダンが融合した「ヴィラ」は、新婚旅行やご褒美旅行など、ここぞという時に泊まりたい憧れのお部屋です。


多彩なアクティビティで日本文化を体験

純和風の宿・坐漁荘では、日本文化を体験できるアクティビティを楽しむことができます。メニューは「和装着付け体験」「坐漁荘の料理人に学ぶ日本料理」「折り紙」「香り袋作り」「日本茶を嗜む~和菓子と共に~」「庭師に学ぶ日本庭園」「~香の贅に浸る~お香」「海釣り」など、とても多彩。

今回、私は「日本茶を嗜む~和菓子と共に~」を体験。茶葉の種類や美味しいお茶の入れ方を学びました。

坐漁荘の女将が美味しいお茶の入れ方を教えてくれる
お茶の名産地静岡ならではのアクティビティ
「義の心」では人間国宝・天田昭次さんの刀が展示されている

その他に価値ある刀剣を中心に数々の作品が並ぶギャラリー「義の心」もあり、事前に予約をすれば、スタッフの解説つきで日本刀鑑賞を楽しむことができます。(7時~21時まで)

知る人ぞ知る名湯「浮山温泉」

坐漁荘の魅力の一つに、お風呂の数が多いことが挙げられます。

広々とした大浴場は「紫苑(しおん)」と「翡翠(ひすい)」、庭園のなかにある自然豊かな露天風呂は「葵(あおい)」と「英(はなぶさ)」、その他にも相模湾の見える貸切露天風呂が二カ所も用意されています。

東館2階に二カ所ある「貸切露天風呂」
やまももの森や相模湾が一望できる
大浴場「紫苑(しおん)」
大浴場「翡翠(ひすい)」
庭園露天風呂「葵(あおい)」
庭園露天風呂「英(はなぶさ)」

浮山温泉の泉質はPH8.9度の弱アルカリ単純泉。筋肉痛や神経痛などに効果的で、旅の疲れをじんわりと癒してくれます。メタケイ酸を多く含んだお湯なので美肌効果が期待できることから、伊豆の隠れた名湯と言われているそうです。

夕飯は伊豆半島や近海の漁港で水揚げされた鮮魚を堪能

旅先で一番のお楽しみといえば「夕食」。

坐漁荘の夕食は、「和食、フレンチ、鉄板焼き」の3つから選べるようになっています。今回、私は和食処「さくら」で和会席をチョイス。

和食処「さくら」の総料理長・井戸さん

伊豆半島や近海の漁港で水揚げされた鮮魚をあしらった、こだわりの和会席を頂きます。

坐漁荘の総料理長の井戸さんは、静岡県より「ふじのくに食の都づくり仕事人」 認定され、地元の食材を料理にこめて提供しています。

旬の食材をふんだんに使用した前菜
四季折々の伊豆の味覚が食膳に並ぶ
蓋物は「鰆の巻繊蒸し~吉野餡~」、巻繊蒸しとは普茶料理の一つ
和牛和風ステーキにフォアグラがのった「台の物」
止椀と香の物、桜エビの釜飯は最後に出汁茶漬けも楽しめる

ちなみに洋食と鉄板焼きは、日本各地や世界から届く高級食材をふんだんに使用したお料理や静岡茶を使ったフレンチとティペアリングが楽しめ、地元食材の素材の力強さと生産者の思いを表現したお料理が楽しめるなど、坐漁荘ならではの「贅沢」が味わえます。

しっとりとした大人の時間が過ごせるBAR「宵待」

ウッド調のインテリアとラグジュアリーなシートで大人時間を過ごせるBar

食事を楽しんだ後は、バー「宵待」でお酒を頂きます。バーテンダーを務める加藤さんオリジナルのカクテルを味わいながら、伊豆の観光スポットや富士山の話を楽しみました。

シュワブリーズ~なぎさのそよ風~

美味しいお酒と会話を楽しんだ後は、部屋に戻って休みます。

あっ、1つ忘れていたことがあった。

実は坐漁荘では「ハーゲンダッツ」のアイスクリームが食べ放題なんです!

「ハーゲンダッツアイスクリーム」の自動販売機

チェックインからチェックアウトまで、好きな時にハーゲンダッツのアイスクリームを味わうことができるなんて、高級旅館ならではのサービス。天国過ぎる!!


翌朝は朝陽が望める絶景スポットへ

朝は「大灘」まで朝日を見がてら散策。朝4時半頃部屋を出たのですが、辺りは薄暗い。

まだ薄暗い。雲が多いけど日の出を拝めるのだろうか?

しばらく岩壁に立っていると、朝釣りのグループと散歩中の女性が現れました。

女性は浮山温泉付近に住んでいるそうなのですが、毎日のようにこの場所を訪れるそう。

4時50分頃、女性が「そろそろ見えるわよ」と教えてくれ、水平線に目をやると、朝陽が徐々に顔を出し始めました。

水平線から日が昇るところを見れてラッキー

女性に、「いつもは雲があるから、水平線から日が昇る姿は滅多にみられないの。あなた今日はラッキーよ」と教えてもらいました。

5時半頃まで景色を眺め、部屋に戻る途中に周辺を散策していたら、何かの鳴き声が。

カサカサと音がする方を見ると、木にたくさんのリスが!!旅館のスタッフに聞いたところ、浮山温泉周辺にはたくさん「タイワンリス」が生息しているそう。ネイチャーウォッチングが楽しめるところも坐漁荘の魅力ですね。

海や山の香り漂う「伊豆高原」の贅沢な朝食

朝食は食べるタイミングに合わせて炊きあがる釜炊きの「ご飯(富山産コシヒカリ使用)」と、伊豆のひもの、きゃらぶき、塩辛、わさび海苔、金目鯛のアラ入り味噌汁など、これまた朝から贅沢。

釜炊きのご飯は「おこげ」がたまらない!!
食後のコーヒーはテラスで楽しみます

坐漁荘オリジナルの「お土産」で旅の思い出に浸る

とても充実した旅館ステイで、身も心もリフレッシュできました。最後にお土産を買って帰りましょう。

今回、私は洋食をチョイスしなかったので「ホテルブレッド」と、おもてなしの時に頂いたやまもものお菓子「やんもの里」、日本茶体験で頂いた「ほうじ茶」などを購入しました。帰宅後にお土産を食べながら坐漁荘の思い出に浸ります(笑)

種類豊富なお土産コーナー

滞在中は坐漁荘のありとあらゆるおもてなしで満たされ、またここに来たいという気持ちに。

日頃忙しく働いている人は、伊豆高原の豊かな自然と贅を尽くした料理、上質な浮山温泉で極上のリゾートタイムを過ごしてみてはいかが?

  • 伊豆・伊東 浮山温泉 「ABBA RESORTS IZU – 坐漁荘」(アバリゾートイズ ザギョソウ)
  • 静岡県伊東市八幡野1741
  • 0557-53-1170
  • 伊豆高原
  • チェックイン 15:00/チェックアウト 11:00
  • 公式サイト
  • image by:牡丹餅あんこ
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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【フリーライター・編集】 グルメ雑誌・旅行誌・ウェブサイトの取材、執筆、撮影、ディレクション、編集など。

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