捨てられないモノに溢れるゴチャゴチャの部屋。「早く処分の判断を下さなければ」と思いながらも踏み切れない…。そんな「処分の判断基準」に迷っている方は多いのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、重要なのは大掃除に挑む前の「片付け」方にあるとした上で、納得して処分に思い切れる片付け方を紹介しています。
最後の保留
さて、本日は、今しばしの猶予のお話。
Twitterで、「あと●●日で令和2年だなんて信じられない。今年って先々月くらいに始まったんじゃなかったっけ?」というツブヤキがあって笑ってしまいました。そうですよ、もう12月ですから!
そして、そう、12月の家事といえば、なんといっても
- 大掃除
ですよね。大掃除っていうと、なぜかいつもやらないところもやってしまいますよね。あれ、なんでなんだろ。
ですが、掃除の鉄則として、掃除の前にやることがあります。それは
- 片付け
です。ホントですよ。モノが片付いていない部屋を掃除するのはすっっごく大変ですよね。しかも、掃除しても片付いていないのでキレイになったなあ!という達成感が削がれまくるんですよね。
なので、私的にはどーしても時間がなければ、掃除じゃなくて片付けをした方がいいんじゃないかと思うくらい( ̄∇ ̄)
で、年末に向けた片付けでやった方がいいのは、
- 不要品の処分
ですね。
- それが出来れば苦労しないんだよ!
という声が聞こえてきそうですね。あ、幻聴かしら?
ま、この不要品の処分ってヤツは、片付けの中でも難しい部類だと思いますが、トキは年末。区切りが良いので是非やってみて欲しいんです。
この不要品の処分が難しいのは
- 適切な判断基準が作りにくい
ことにあります。しかもだいたい
- 作業途中で判断がグラつきやすい
んですよ。捨てようと思って分類していても、なんとなく思い直してやっぱりとっておこうってことになって、結局ほとんど処分出来なかった…なんてこと、あるでしょ?
この問題について、片付け本にはいろいろ書いてあります。ただ、根本的な問題は万人に適用できる判断基準がないということです。なので、片付け本に書いてある基準でやってみようとしても、ワークしない人もたくさんいるんです。これはどうしようもないことです。
ま、このあたりは片付けセミナーでじっくりお話するところなんですけどね。
なので、こう言っちゃナンですが、ソレナリの判断基準でも
イイんじゃないかと思います。たとえば
- ●年以上使わなかったか使ったか
- 気に入っているか気に入っていないか
- ■枚以上か以下か
- 高価か安価か
…このあたりの基準ならどれでもいいと思います。
むしろ大切なのは、処分するしないだけで分けるのではなく
- 判断保留
というグループ…いや、ダンボールを作ることです。判断に迷ったものを、このダンボールに保留ということでドンドン入れておくんです。で、
- 12月13日が来たら
再度判断しましょう。ま、期限はいつでも良いんですが、この日は大掃除を始める日とされているので、イイかなと。
で、この日にダンボールに入っているモノを見直してみてほしいんですが、おそらく
- あ、もういいや(~へ~)「
と思えるハズです。期限が来るまで寝かせておいて、不自由なく生活し、しかも捨てるかどうかの瀬戸際まで来て、なお「やっぱり要る」と言えないんですから。もうソレはあなたの生活の中での役割を終えたんですよ。
なので、これはキッパリ処分してください。
キレイになったところで、元気良く大掃除を始めて欲しいんです。
掃除の前に片付け。不要品がなくなった空間には、来年の幸運が入ってきますよ。
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