「あおり運転」即免停、急ブレーキ禁止に賛同の声。懲役刑も検討

2019.12.06
by MAG2NEWS編集部 NK
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警察庁は、あおり運転をした場合、事故を起こさなくても即座に免許取り消し処分とする「あおり運転」を道路交通法に新たに規定する方針を固め、6日の自民党の交通安全対策特別委員会で検討案を説明したと毎日新聞東京新聞などが報じた。来年の通常国会での法改正と、厳罰化を図り悪質なドライバーの排除を目指している。これについて日本のネット上では、「即免許取り消しは当たり前でしょ」「非常にいいこと」「罰金刑や懲役刑も厳罰化してほしい」「大歓迎」と次々と賛同の声があがっている。

警視庁は6日、「あおり運転」を定義し道路交通法に新たに規定、罰則を創設する方針を自民党の交通安全対策特別委員会で明らかにした。検討案によると、車間距離保持義務、急ブレーキの禁止など既存の違反により、「他の車の通行を妨害する目的」で「交通の危険を生じさせる恐れのある場合」があおり運転と見なされるとのこと。また、一般道を含む高速道路上で他の車を停止させるなど、著しく交通の危険を生じさせた場合には、さらに重い罰則を科すとしている。

違反1回で15点以上の減点とし、免許は即取り消し。再び取得するまでの期間は1年以上で、罰則は懲役刑と重い処分も検討している。関連法案を、年明けの通常国会で提出し、法改正を目指すという。

「あおり運転」への社会的な関心がますます高まりつつある今年1〜10月の車間距離保持義務違反は12377件に達するが、罰則は高速道路の場合で「3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金」、そして違反点数は2点に留まるという。ネット上では、あおり運転の即免停に賛同が集まる一方、「あおり運転だけ?」「ムリな追い越しは?」「なぜ「飲酒運転」も即座に免許取り消しにしないの?」など、その他の危険行為への対策を求める声も出ている。

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