お正月と言えば、「お節」に「お雑煮」。ついつい気が大きくなってたくさん作ってしまい、気がつけば冷蔵庫の中で三が日が過ぎ、もったいないなと思いつつ生ゴミへ…なんて経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? 今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』は、著者の真井花さんが、そんなお節を美味しくリメイクするコツを紹介しています。
お節料理のリメイク
さて、本日は変化球のお話。
お正月料理と言えば、お節にお雑煮ですね。
我が家では、お雑煮メインなので、そんなにお節は作りませんけどね。ま、ちゃんと作っていらっしゃる方は、お正月が過ぎる頃には別の問題に直面するんですよね。それが
- 残っちゃったお節
問題です( ̄∇ ̄)。
お節は多めに作ったほうが上手く行くようなものばかりなので、どうしても残りやすい。そのくせ身体に良く、高価な食材も多いので
- 捨てるのはちょっと…
という気持ちになるんです。そこで
- お節をリメイクできないかな?
という話になるんです。うん。
さて、それじゃどうやってリメイクするのか。まず、肝に銘じてほしいのが
- リメイクは難しい
ということです。なにもしていない食材を特定の味付けをした完成品に仕上げてあるんです。それはつまり、なにもしていない食材よりはるかに
- 加工の幅が狭まっている
はずですよね。その加工の幅の中でしか、リメイクはできないんですよ。紅白なますをふろふき大根には出来ないってことです。
これは他のものでも同じです。ソーイングでも同じですが、洋服をリメイクして全く違うモノを作るのは一枚の布から作るよりある意味難しいんです。
なので、リメイクが上手くいかなくても、ソコは
- ま、仕方ないか♪
と諦める潔さを持ってくださいね。
その上で、リメイクの一般論を言うと
- 濃いめの味付けにし直す
- スパイスを効かせる
- 抱擁力のある食材と組み合わせる
のうちのどれかを選択するといいでしょう。例えば、
- 煮しめ → 炊き込みご飯の具
というリメイクなら、
- 煮しめを煮直して少し味を濃くする
- ご飯という抱擁力のあるものと組み合わせる
というカタチで1.と3.を使っています。ちなみに、これと全く同じパターンで
- 煮しめ → 茶碗蒸し
というリメイクもあります。タマゴも抱擁力のある食材ですから(^0^)。あるいは
- かまぼこ → かまぼこサラダ わさびドレッシング
- 黒豆 → ブラウニー
- なます → コチュジャン和え
などです。これらは強い風味を持つものと組み合わせることで元のお節をマスクしているわけです。スパイスは、
- わさび
- マヨネーズ
- コチュジャン
- カレー粉
など、日常よく使っていて味をハッキリ理解しているものと組み合わせてみましょう。ここは果敢に
- ダメ元よ♪
くらいの気持ちでやってみるといいですよ。
ちなみにワタクシ。煮物は、少し小さめに切り直して豚汁に。かまぼこは、そのままトースターで焼いてマヨネーズ。カンタンだけど結構美味です(^0^)。もともとそんなにたくさん余るほど、お節を作らないしね。
ご馳走も食べ飽きるもの。リメイクするなら、大胆に挑戦してみて。予め作る量を加減しておくのも大事ですよ。
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