波乱含みの大発会。日経平均、中東影響で一時500円超下げも

2020.01.06
by tututu
shutterstock_756605029
 

大荒れとなった大発会

東京株式市場は6日、令和2年最初の取引となる「大発会」を迎えた。時事通信などによると、日経平均株価は昨年12月30日の終値より336円86銭安い2万3319円76銭で取引を開始。下げ幅は一時500円を超えるなど大幅に続落。前年末比で下落して取引が始まるのは2年連続となった。中東情勢の緊迫化を受け、投資家心理が冷え込んでおり、令和の時代になって最初の大発会は波乱含みの展開となった。

東京市場が休みの間、米軍によるイラン司令官殺害が発生。両国間の報復合戦発展への懸念から、米国株が下落した流れを引き継いだ。対ドル円相場が年末の「大納会」のときと比べて円高に傾いたことも重しとなっていると産経新聞は伝えている。海運や機械をはじめとする景気敏感株が売られているという。

取り引き開始直後から全面安の展開となった6日の東京株式市場は、午後も売り注文が多く、日経平均株価の終値は去年の年末より451円76銭安い、2万3204円86銭。東証株価指数=トピックスは23.87下がって1697.49。1日の出来高は12億1971万株だった。

また、東京外為市場ではドルを売って安全資産とされる円を買う動きが強まった。円相場は去年の年末に比べて1円以上値上がり。ただ休み明けで輸入企業が支払いに必要なドルを買う動きも見られ、1ドル108円前後で取り引きが続いている。

print
いま読まれてます

  • 波乱含みの大発会。日経平均、中東影響で一時500円超下げも
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け