ゴーン被告、新幹線で大阪へ 映像で足取りの詳細判明―レバノン逃亡・東京地検

2020.01.06
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by 時事通信

 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が中東レバノンに逃亡した事件で、ゴーン被告が昨年12月29日に保釈中の住居を出た後の足取りの詳細が6日、関係者への取材で分かった。協力者とみられる2人の男と東海道新幹線で大阪へ向かう様子が防犯カメラの映像で確認された。東京地検は警視庁と連携し、出入国管理法違反などの疑いで捜査。さらに詳しく足取りを調べるとともに協力者の特定を急いでいる。
 関係者によると、ゴーン被告は昨年12月29日午後2時半ごろに東京都内の住居を1人で出た後、港区内の高級ホテルに行き、協力者とみられる男2人と合流。同日夕、3人でJR品川駅から東海道新幹線で新大阪駅へ向かった。
 新大阪駅から関西空港近くのホテルへ向かい、午後8時ごろ到着。同10時前、男2人がホテルを出て関空に出発した際、2人は大きな箱二つを運んでいた。ゴーン被告の姿は確認できなかったという。
 関空には同10時半ごろ到着。同11時10分ごろ、トルコ・イスタンブールに向かってプライベートジェット(PJ)が離陸したことが確認されており、ゴーン被告はこの箱に隠れ、PJで出国、イスタンブール経由でレバノン入りしたとみられる。出国記録から、男2人は米国人の可能性があるという。(2020/01/06-21:13)

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