トヨタ、静岡に実証都市 自動運転、AIの開発加速

2020.01.07
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by 時事通信

「ウーブン・シティ」プロジェクトで都市設計などを担当するデンマーク出身の建築家ビャルケ・インゲルス氏(右)とトヨタ自動車の豊田章男社長=6日、米ネバダ州ラスベガス

「ウーブン・シティ」プロジェクトで都市設計などを担当するデンマーク出身の建築家ビャルケ・インゲルス氏(右)とトヨタ自動車の豊田章男社長=6日、米ネバダ州ラスベガス

 【ラスベガス時事】は6日、2020年末に閉鎖予定の東富士工場(静岡県裾野市)跡地に実証都市を建設する計画を発表した。21年初頭に着工し、当初はトヨタの従業員や関係者ら2000人程度が入居。自動運転や人工知能(AI)、ロボットのほか、家電や住宅設備をインターネットでつなぐスマートホームなどの先端技術を導入し、開発を加速させる。
 7日開幕する世界最大級の家電・IT見本市CESを前に、米ラスベガスで記者会見した豊田章男社長は「将来の暮らしを良くしたいすべての人の参加を歓迎する」と語った。パートナー企業や研究者の参加を幅広く募る。


実証都市「ウーブン・シティ」の建設計画を発表するトヨタ自動車の豊田章男社長=米ラスベガス、6日

実証都市「ウーブン・シティ」の建設計画を発表するトヨタ自動車の豊田章男社長=米ラスベガス、6日

 都市の名称は「Woven City(ウーブン・シティ)」で、広さは最大70万8000平方メートル。デンマーク出身の建築家ビャルケ・インゲルス氏が設計を担当する。公開されたイメージ映像では、網の目のように道が張りめぐらされた街中を商用の電気自動車(EV)「イー・パレット」が走り回る。
 一方、は、元水泳選手のマイケル・フェルプス氏らを起用したキャンペーンを発表。法人向け事業へのシフトを進める同社では、一般消費者へのブラド認知度の向上が課題となっており、現地法人幹部は記者団に「パク製品に親しんでいない若い世代への知名度を高めたい」と語った。(2020/01/07-15:45)

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