11月家計支出、2.0%減 消費増税の反動減続く

2020.01.10
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by 時事通信


 総務省が10日発表した11月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は27万8765円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比2.0%減少した。マイナスは2カ月連続。消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減や気温が高めに推移したことで、家電製品や冬物衣料などが減少した。
 品目別に見ると、エアコンや寝具類、婦人用コートなどへの支出が落ち込んだ。一方、パソコン用基本ソフト「ウィンドウズ7」のサポート終了を受けた買い替え需要に伴い、教養娯楽用耐久財はプラスに寄与した。
 消費支出のマイナス幅は10月(5.1%減)に比べ縮小。個人消費に勢いは欠けるが、同省は「駆け込み需要の反動からは脱しつつある」(統計調査部)と分析している。(2020/01/10-10:50)

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