対北朝鮮、制裁緩和は尚早 日米韓外相、連携を確認

2020.01.15
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by 時事通信

写真撮影に応じる(右から)茂木敏充外相、ポンペオ米国務長官、康京和韓国外相=14日、米カリフォルニア州サンフランシスコ郊外(外務省提供)

写真撮影に応じる(右から)茂木敏充外相、ポンペオ米国務長官、康京和韓国外相=14日、米カリフォルニア州サンフランシスコ郊外(外務省提供)

 【サンフランシスコ時事】訪米中の外相は14日午前(日本時間15日午前)、サンフランシスコ郊外で、ポンペオ米国務長官、康京和韓国外相との3カ国外相会談に臨んだ。北朝鮮政策について日米韓で緊密に連携することを確認。茂木氏は記者団に「米朝対話を通じた非核化を支持し、今の段階での制裁緩和は時期尚早との認識で一致した」と説明した。
 会談は約50分。茂木氏は、日本人拉致問題の早期解決に向け、米韓両国に協力を呼び掛けた。3外相は、米国とイランの対立で不安定化している中東情勢をめぐっても意見を交わした。日米韓外相会談は昨年8月のバンコク以来で、茂木氏の外相就任後初めて。
 この後、茂木氏はポンペオ氏との個別会談も行った。茂木氏は中東情勢が緊迫の度を強めているとして憂慮を示し、緊張緩和に向けて当事者の外交努力の必要性を訴えた。両氏は「事態のエスカレーションを回避すべきだ」との認識で一致した。(2020/01/15-10:44)

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