アメリカのトランプ大統領と中国の劉鶴副首相が15日午後、両国の貿易交渉をめぐる「第一段階」の合意文書に署名したことを、時事通信、日本経済新聞 などが伝えた。両紙によると、中国が米国産品の輸入を1.5倍に増やすことや知的財産権保護など7項目に応じる代わりに、米国は今年2月に制裁関税の一部を引き下げる。これは貿易戦争が本格化した2018年夏以降で初めてのことで、貿易戦争は一時休戦となる。
米中、貿易協議「第1段階」署名 初の関税下げ、休戦も懸案残る https://t.co/uhqMkQnvWm
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この米中の正式合意を前に15日の米国株式市場は上昇し、ダウ工業株30種平均は前日比90ドル55セント(0.3%)高の2万9030ドル22セントと、初めて2万9000ドル台に乗せて終了した。米中貿易が拡大することによる米国景気と企業業績への期待から買いが優勢になった形だ。
NYダウ、初の2万9000ドル台 米中の合意署名で https://t.co/lFphwuVVpn
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NY株、初の終値2万9000ドル台 史上最高値、米中合意を好感 https://t.co/ole3jvpESn
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しかし、この合意を前に「合意は確実」との見方がなされていたため、日本株式の値動きはほぼなく、横ばいとなっているようだ。
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