白銀と青のコントラスト。冬の名所をめぐる奈良交通「 霧氷バス」

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2019/02/11

樹木に雲や霧の中に含まれる水滴などが付着して凍り、まるで美しい白の花のように輝く、季節限定のアートが「霧氷」です。

そんな霧氷の世界へ連れていってくれる、奈良県内で臨時運行する「霧氷バス」が、現在運行中です。

奈良の霧氷の名所でもある4つの山々へバスを運行し、この季節にしか見られない現象を体感させてくれるこの「霧氷バス」。

一面に銀世界が広がる奈良県内の冬山登山にも便利なこのバスで、真冬の美しい世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

白銀の世界で自然が作り出す、輝く霧氷たちに会いに行ける「霧氷バス」

風の強さや気温など、気象条件によって形が異なる霧氷は、風の強さに影響し、着氷する向きなどによってさまざまな形で楽しませてくれます。

エビの尾っぽ」と呼ばれるような形になったりと、見る側のイマジネーションで楽しめるのも素敵ですよね。

高見山の霧氷 image by:photolibrary

そして「霧氷バス」は、三峰山(みうねやま)・高見山(たかみやま)・観音峯(かんのんみね)・和佐又山(わさまたやま)という、奈良県内の霧氷の名所でもある4つの山々へ運行するというもの。

三峰山 image by:Sakuma Shigeru/Shutterstock.com

三峰山では視界が良好な時には東に局ヶ岳、西には高見山を望むことができ、奈良と三重の県境にそびえる高見山では、その名の通り山頂からの見事な視界を堪能できます。

観音峯では、展望台からの大峯山脈の壮大な景観を楽しむことができ、和佐又山の山頂からは大普賢岳~行者還岳、弥山・八経ヶ岳にかけての壮大な眺めを目の当たりにすることができます。


高見山山頂付近

自らこの絶景ポイントにアクセスしようと考えても、場所が場所なだけに多くの電車を乗り継がなければならなかったりと、難しくハードルの高い挑戦となってしまいますが、どのポイントも霧氷バスに乗ればアクセス可能です。

ただし、厳寒期の冬山登山に向けて、アイゼンなどの登山準備、さらに登山届けなども忘れずに。

晴れた日の真っ青な空と、どこまでも濁りのない美しい白銀の霧氷が織り成すコントラストは、まるでこの世界のものとは思えないほどの天国のような景色です。

土日祝日のみの運行となる霧氷バスで、この冬だけにしか出会えない霧氷たちの世界へ、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

  • 三峰山(榛原駅〜みつえ青少年旅行村)
  • 運行期間:2019年1月12日(土)~2月24日(日)の土日祝日
  • 高見山(榛原駅→高見登山口/復路はたかすみ温泉前発)
  • 運行期間:2019年1月12日(土)~2月24日(日)の土日祝日
  • 観音峯・洞川温泉(大和八木駅、橿原神宮前駅、下市口駅〜天川川合、観音峰登山口、洞川温泉)
  • 運行期間:2019年2月2日(土)~2月17日(日)の土日祝日
  • 和佐又山(大和八木駅、橿原神宮前駅、大和上市駅〜和佐又山登山口)
  • 運行期間:2019年2月2日(土)~2月17日(日)の土日祝日

source:@Press

image by:photolibrary(2月の高見山)

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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