大手総合電機メーカーの三菱電機の国内外120台超のパソコンや40台超のサーバーが、サイバー攻撃により不正アクセスを受けていたことが、朝日新聞のスクープで分かった。
【独自】三菱電機にサイバー攻撃 防衛などの情報流出かhttps://t.co/S5Lo2cSIzl
三菱電機が大規模なサイバー攻撃を受け、防衛やインフラ関連の情報が流出した恐れが判明しました。中間管理職の端末を標的にするなど攻撃は周到。中国系組織が関与した可能性があります。 pic.twitter.com/hvAzaSyf1L
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) January 19, 2020
【三菱電機 防衛情報など流出か】https://t.co/km20pkbxi8
大手総合電機メーカーの三菱電機が大規模なサイバー攻撃を受けたことがわかった。機密性の高い防衛関連、電力や鉄道といった重要な社会インフラ関連など官民の取引先に関する情報が広く流出した恐れ。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 19, 2020
朝日新聞の報道によると、昨年6月下旬に本社や主要拠点のパソコンやサーバーが多数の不正アクセスを受けたことが社内調査で判明。自社情報のみならず、防衛省や内閣府など10を超える官公庁や政府機関、大手民間企業に関する様々な情報で不正なアクセスを受けた疑いがあるという。
不正アクセスは中国の関係会社から始まり、中間管理職層のパソコンが主なターゲットとされていた。防衛関連の機密情報を狙う中国系のサイバー攻撃集団「Tick(ティック)」の関与が疑われている。
防衛時術の性能や社会インフラに関する情報が流出した可能性もあることから、ネットでは、オリンピックを控える日本の安全保障問題や国民生活への懸念の声が上がっている。
また長時間労働やパワハラなどが原因で、4年間で5人もの社員が労災認定され、うち2人が自死したことから「ブラック企業大賞」に選出された三菱電機の管理体制を問う声や隠蔽体質を非難する声も上がっている。今回の不正アクセスも半年以上経ってから明るみに出たのはなぜなのか。説明が待たれる。
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